”銀河ヒッチハイクガイド”見たってよ
11月7日のTBS RADIO 954 kHz │ 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!でゲストの女優の宮崎美子さんのオススメ映画は『銀河ヒッチハイクガイド』です。
Hitchhiker’s Guide To The Galaxy Movie Trailer ...
原題 The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
監督ガース・ジェニングス
製作ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、ジョナサン・グリックマン、ジェイ・ローチ
キャスト
マーティン・フリーマン、サム・ロックウェル、モス・デフ、ズーイー・デシャネル、ビル・ナイ製作年 2005年
製作国 アメリカ
配給 ブエナビスタ
上映時間 109分あらすじ
宇宙のバイパス工事のために地球が消滅。その寸前、普通の英国人アーサーは、親友のベテルギウス星人デントとともに宇宙をヒッチハイクする旅に出て、2つの頭を持つ躁病気質の元銀河大統領ザフォドの宇宙船へ。彼らは「人生、宇宙、すべてについての答」を知るのだが……。
配信は11月21日までです
宮崎さんのココ見てポイントは・・・
1.好きな音楽がある
2.ある哲学的な問いの答えが出る
3.かわいらしいキャラクター
本作は、バカSFとして世界的に人気がある小説で、ドラマ化され、本作で映画化されたもののようです。
今回もココ見てポイントに沿って、あーだこーだ書きたいと思います。(ネタバレ有)
1.好きな音楽がある
これは冒頭から流れる『さよなら、いままで魚をありがとう』です。
So Long and Thanks for all the Fish - YouTube
作品内でイルカが地球上で2番目に賢く、3番目は人間という設定。で、地球が消滅するのを事前に察知していたイルカが、人間に対して魚のお礼に警告していたのに人間は気づかず、イルカが嬉しそうにしていると思ってたに過ぎなかったみたいです。
イルカが地球を去るときに歌ったのが、この歌というわけです。
これから始まるSF感にイイ意味で合わない陽気な音楽です( ´ ▽ ` )これから壮大なスペースオペラが始まるというよりは、楽しい話が始まるという感じです。
自分もこの曲、好きになりました。
2.ある哲学的な答えが出る
宇宙人が「生命、宇宙、万物についての疑問の答え」を計算するためにスーパーコンピューターを作り、750万年かかって導き出した答えは「42」でした。
まぁなんじゃそりゃですよヽ( ̄д ̄)ノ
劇中でも主人公たちも42の意味がわからず、究極の答えに対する究極の問いは何かを尋ねるのですが、その計算をする生体コンピューターを取り込んで計算していたのが『地球』だったというナンセンスなオチです。
地球は、劇中で銀河バイパスを通すため消滅してしまって、その「究極の問い」は永遠に失われてしまったのでした。
ちゃんちゃん\(^o^)/
まぁ、そういう哲学的な考え自体が不毛でナンセンスだという皮肉みたいなことだと思うんですが、どうですかね?
3.かわいらしいキャラクターがいる
これはロボットですね。
見た目ドラ◯もん的フォルムなのに、ひたすらネガティブ。
劇中のどの人間よりも人間的です。
SF映画でもスターウォーズ的なスペースオペラでもなく、2001年宇宙の旅のような高尚なものでもない。
メン・イン・ブラック的なアクションでもないし、ETのようにヒューマンでもない。
ただバカバカしくて、その中に哲学的なこともあったりして肩肘張らず楽しめるエンターテイメントでした!
楽しかったです。宇宙人が出てくる映画が好きな人はもちろん、コメディー好きにもオススメです。
11月21日の放送で伊集院さんと宮崎さんが本作について話します。
お時間ある方は、ぜひ聞きましょう。
おわり
"エクスペンダブルズ3"見たってよ
映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』予告編 - YouTube
原題 The Expendables 3
監督パトリック・ヒューズ
製作アビ・ラーナー、ケビン・キング・テンプルトン、ダニー・ラーナー、レス・ウェルドン、ジョン・トンプソン
キャスト
シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ジェット・リー、ウェズリー・スナイプス、ドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、メル・ギブソン、ハリソン・フォード、アーノルド・シュワルツェネッガー
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ポニーキャニオン、松竹
上映時間 126分あらすじ
バーニー率いる消耗品軍団=エクスペンダブルズの前に、チーム結成時のメンバーでありながら、バーニーと袂を分かち、悪の武器商人になったコンラッド・ストーンバンクスが現れる。チームの弱点を知り尽くした過去最強の敵に対し、エクスペンダブルズは崩壊の危機に直面する。
奇祭・エクスペンダブルズがやってきました。
もう祭りですよ、祭り。
詳しい評論はコチラをどーぞ。
宇多丸さんも言ってたけど、アクション映画ではあり得ない敵も味方もおじさん達が全員にっこにっこ~のポスター。普通じゃない・・・
もうよく分かりません。
一応ストーリーはありますが、どうでもいいです!このメンツが大暴れする。それで満足です(`・ω・´)
アクション映画はアクション映画なんですが、メタ要素を含んだメタアクションです。
出演俳優の実際の経歴や逸話を知ってると楽しめる仕組みになっています。
ウェズリー・スナイプスが捕まっているのを助ける所から始まるのですが、ちょっと前まで脱税でリアルに捕まっていたウェズリー・スナイプス。助けた後、ドルフ・ラングレン演じるガンナーが「どうして捕まった?どれだけ殺したんだ?」と聞くと画面いっぱいに面と向かって「脱税だよ!」と答えるウェズリー。
もうね、最高ですよ( ゚∀゚ )
ハリウッドで総スカンで干され気味の嫌われ者メル・ギブソンが最低の悪役を演じてたりしています。(褒めてます!)
最後の恒例の打ち上げシーンの謎のシュワルツネッガーとジェット・リーの距離の近さ・・・。もうホモソーシャルを超越してホモセクシャルの域です(`・ω・´)
とりあえず、これは祭りです!
最後のキャスト紹介がかっこ良くて、見終わった後出演俳優を並べられると本当に豪華だなと実感しました。
考えず感じればいいのです。ただ見るだけでも充分に楽しめると思います。
皆さんも、この祭りに参加しましょう!
オススメです。
おわり
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”小野寺の弟・小野寺の姉”見たってよ
監督・原作・脚本 西田征史
撮影 相馬大輔
照明 佐藤浩太
キャスト
向井理、片桐はいり、山本美月、及川光博、ムロツヨシ
製作年 2014年
製作国 日本
配給 ショウゲート
上映時間 114分あらすじ
早くに両親を亡くし、2人で暮らしている33歳の弟・小野寺進と40歳の姉・小野寺より子。引っ込み思案で奥手な進は、過去の失恋の痛手からいまだに抜け出せず、世話好きなより子はそんな弟にとやかく口を出しながらも、2人は程よい距離感を保ちながら暮らしていた。そんな小野寺家にある日、1通の手紙が誤って配達される。その手紙をきっかけに、進とより子それぞれの恋と人生が動き始めて……。
元々小説だったものを舞台化し、映画化したという作品のようです。そして舞台版も映画も原作者自らが監督するという多才ぶりです。
まずポスターのビジュアルがいい!
向井理のイイ男っぷりと片桐はいりの1度見たら忘れられない強烈なビジュアルが何ともいえないです。このポスターで見ようかなと思わせられました。
・作品全体の感想
全体としては小野寺姉弟の日常とそれぞれの恋愛のハートフルコメディです。
2人の会話の掛け合いがおかしく、その端々で見え隠れする姉と弟の絆がよかったです。両親を早くに亡くし、2人で生きてきたことによる絆の強さが作為的になりすぎずいい塩梅でした。
・よかったところ
なんと言っても主役2人の掛け合い。舞台版から一緒に競演していたことも大きいと思いますが、間や雰囲気が絶妙でした。
あと小野寺宅の家の実在感のある感じがよっかったです。昭和40年代の建物の間取りや小物、風呂の小ささとか良かったです。その古臭さが小野寺姉弟の雰囲気に合っていて、作品に一役買っていたと思います。
・引っかかったところ(ネタバレあり)
話の大きな所を占める二人の恋愛話。これが与太話中の与太話。
姉のより子のおせっかいで出会った弟の進と山本美月演じる絵本作家の薫なわけですが、この出会いの演出が古すぎる。今時、一目惚れの瞬間を人物の周りの光を明るく照らして輝いているように演出し、スローモーションにする。
なんつーか古い、というか漫画的演出でぐったり。
あと本作は光が作為的というか舞台のようなときが時折あります。終盤のより子が部屋で泣いてるときや、外に照らされたワイルドストロベリーを照らす明かりとか。この光の使い方は舞台を経験した監督の功罪でしょう。(たぶん)
で、この恋愛話がしょーもなくて結局『顔』かい!!という。
調香師の進が会社の「ありがとうの香り」を作れということから臭いを求めて公園を嗅ぎまわっていると薫と再会するのですが・・・。
まずそんな不審者、1度会ったというだけで話しかけないと思います。話しかけるだけではなく、グイグイくる薫にコミュ障感満点の進はしどろもどろになり逃げ出すように帰ってしまう。
普通ならこの時点でないですよ。で、三度公園で再会するわけですが進に再会したくて毎日うろついていたという・・・。
薫がここまでグイグイ来るのはこの時点では、特に背景がなく結局顔で選んだ感が否めません。その後も絵本の相談するは、クリスマスパーティーに誘う(より子も一緒)は・・・。もう凄い肉食感でグイグイ来てビビッてまた逃げ出す進。
絵本の相談で進の優しさに惹かれたとしても、以前の公園でのエピソードが尾を引き悪い印象しかないです。この女性。したたかと言うか、何と言うか。
過去の恋愛を克服し、付き合ってくれと告白する進に「遅い。もうダメなんだと思ったから留学することにしちゃったんですよ」とあっさりフラれる進。
・・・ε-(ーдー)ハァ
姉のより子のほうも悲惨でした。及川光博演じる営業マンの浅野が相談があると買い物に誘う。キャッキャと楽しそうに買い物する2人。どっちのがカワイイかとか、プレゼントにはどっちがいいかとか聞く浅野。この時点でけっこーヤバイ雰囲気がプンプンなんです。で、案の定より子ではない人物へのプレゼント。しかもよりによって、より子の働く眼鏡屋の向かいの若くてかわいい女の子。より子には無愛想で常にやる気なさそうに働いてるような態度なのに、浅野が来ると愛想よく話しかけてくる典型的イヤな女。
もうね、浅野不幸になれ!
と心底思いました。
それまでの思わせぶりな態度やらなんやらで、独身年増女を弄んだ罪は重く地獄に落ちろという感じです。
この小野寺姉弟2人の恋愛エピソードの不快感のおかげで姉弟の絆よりも結局人間「顔」という印象が強く残りました。あーやだやだ(´Д`) =3
より子が家に帰ってきて部屋で落ち込む。窓から外を見ると、庭に咲くワイルドストロベリー。ワイルドストロベリーは育てて花が咲くと、恋愛成就とか結婚できるとかいう伝説があるらしいです。
風水やら占い好きなより子はこれを見て号泣。そりゃー泣くわ。よりによって、より子の誕生日。
この瞬間腕にしているパワーストーンを引きちぎったらおもしろかったな~とか思いました(´・ω・`)
あとムロツヨシさんて、なんでいつも福田雄一作品のときのような演技なんでしょうか。そういう演技しかできないのでしょうか。
あと、畳貯金のオチも予想外ではなく「でしょうね~」的な感じだったし。
長々と文句をダラダラ書きましたが、小野寺姉弟の2人のシーンは最高でした!
劇場内も自然と笑いが起きていました。
劇場を出るとき、老夫婦の旦那さんが奥さんにボソッと言った一言がこの映画の全てだと思います。
「しかし、あれだな。向君はい~い男だなぁ」
(`・ω・´)
オススメです。
おわり
"イコライザー"見たってよ
原題 The Equalizer
監督 アントワン・フークア
製作 トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、デンゼル・ワシントン、アレックス・ジスキン
キャスト
デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ、デビッド・ハーバー、ビル・プルマン製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 132分あらすじ
元CIAエージェントのマッコールは、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。かつてのマッコールは、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。マッコールはテリーとの出会いから、再びイコライザーとしての仕事を遂行していく。
この手のB級アクション映画に、演技派俳優が主演する最近の流れの1つでしょうか。
詳しい評論は、こちらをどーぞ!
とりあえず、デンゼル・ワシントン演じるマッコールが強すぎる!これに尽きると思います。
単純に腕力があるとかの強さではなくて、命の危険がある状況下で最善の動きをして生き残る。そういう強さです。
印象的なのは、ホームセンターのハンマーを持ち出し、シーンが変わると血をぬぐって元に戻す。戻すんかい(;゚Д゚)と突っ込まざるを得ないところ。
ホームセンターでのゲリラ戦。トラップを仕掛けて、敵が気づいて下がるとドリルを頭に突きつけるマッコール。鳴り響くドリルと悲鳴・・・。
ギャっ!!((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル
止血に温めた蜂蜜を塗ったり、熱したドアノブ押し付けたりするサバイバル術なんかも印象的です。
敵のロシアンマフィアのサイコ感もさることながら、マッコールもまたヤバイ感がプンプンなわけです。
強迫観念症的な几帳面さと、どこか空虚な眼差し。普段は不眠症なのに、悪いやつを殺すとぐっすり眠れるという・・・。
こういうキャラ設定・・・好物です!(`・ω・´)
アイアンマン1や3のアイアンマンスーツが使えなくなった後の知能を駆使した自作武器でのDIY精神溢れる戦闘を本作でも見られて楽しかったです!
ただクロエちゃんが魅力的じゃなかったり、あんだけ自分の職場で人をぶっ殺しておいて、事件解決後もマッコールは街に戻るの?というか、戻れるの?(゚ω゚;)とおかしなところもありますが、この手の映画でそれを言っちゃ~おしまいよってやつですよね。96時間のリーアムニーソンとか、正しくその典型ですよね(・∀・;)
前半のマッコールの本性が発動するまでと中盤のもっさり感は否めませんし、全体的に長いかなと思います。100分程度だったら最高でした・・・。
勧善懲悪のアクション映画だと思います!最近のアクションは、ヒーローものですら行き過ぎた正義は悪ではないのか的な単純な勧善懲悪なものは少ないです。しかし、本作は気持ちよく勧善懲悪です。正に必殺仕事人!
アクションも単純な銃撃戦ではない、知恵をこらしたサバイバル術。銃のドンパチではないアクションを見たい人、勧善懲悪でスッキリしたい人にオススメです!
おわり
”ひゃくはち”みたってよ
結局アップロードが遅くなってしまったorz
10月17日放送のたまむすびのコーナーのTBS RADIO 954 kHz │ 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!でアシスタントの山内アナのおすすめ映画は『ひゃくはち』
監督・脚本 森義隆
原作 早見和真
撮影 上野彰吾
音楽 和泉剛
キャスト
斎藤嘉樹、中村蒼、市川由衣、竹内力、高良健吾
製作年 2008年
製作国 日本
配給 ファントム・フィルムあらすじ
野球の名門として知られる京浜高校の補欠部員・雅人とノブは、甲子園のグラウンドを目指して毎日過酷な練習に励んでいた。しかし上級生が引退しても、彼らに与えられるのは雑用ばかり。そんな中、有望株の新入生が入部したことにより、2人は高校最後の甲子園のベンチを巡って争うことになり……。
あらすじから見る感じ、今までもこれからもよく話になってきた高校野球ものです。本作では補欠に話を絞ったものです。
山内アナのここ見てポイントは・・・
1.補欠選手が主役の話
2.原作者も監督も元野球部
3.9回の裏2アウト
今回もココ見てポイントに沿ってあーだこーだ言いたいと思います。
1.補欠選手が主役の話
本作の主人公の雅人とノブ。強豪校に一般で入った2人の物語。
レギュラーは推薦で入った人達で、残った席を奪い合う訳なのですが・・・。後半の雅人とノブのレギュラー争いや、レギュラー枠に入るための点数稼ぎで寮長に立候補するのも良かったです。1番良かったのは、中盤の話。
残る者もいれば去る者もいる。レギュラーになれないことに見切りをつけ辞めることを決意した同級生が、ノブと雅人に語る内容や2人が辞めてく同級生に花を持たせようとする姿にグッときました。
2.原作者も監督も元野球部
自分の中のイメージなのですが、野球部は運動部ヒエラルキーでの頂点です。自分は陸上部でしたが、陸上部は下のほうというイメージです。そんな自分が勝手に抱く野球部は、オラオラ系といいますか。その自分が勝手に抱いているイメージが映像になっていました。
隠れてタバコ吸っていたり、女子大生と合コンしたり。
これも強豪野球部あるあるなのかな(・∀・i)?でも元野球部の人達が作ってるんだから、きっとそうなのでしょう。
ドラフトの記者会見でのヤラセ描写や、監督とスカウトマンの癒着もあるあるなのか・・・?ヤバイ
3.9回の裏2アウト
これは最後の大オチで是非見ていただきたいのですが、ちょっと捻ったオチでした。
補欠には補欠の戦いがある!といった感じでした。
全体としてコメディーで、その中に沁みる青春ものが含まれてました。コメディー演出はバカバカしいもので、雅人がバッティングピッチャーやったときに竹内力さん演じる監督の山田の頭に当ててしまうというバカバカしさに笑ってしまいました(-∀-`; )こういうバカバカしさが嫌いだと引いてしまうかもしれませんが・・・。
途中の竹内力さんのカラオケシーンは甲子園のテーマの歌とはいえ長くて、長ぇーよ!と思わずツッコミたくなるところもありましたが、何も考えず楽しめる娯楽青春映画だと思います。オススメです(`・ω・´)
おわり
"4分間のピアニスト"見たってよ
しばらくぶりにブログ書きます。
劇場で映画見たり、DVDもわりと見てるのですが書くまでもないかなと・・・(´・ω・`)
今更自分が『がんばれベアーズ』や『ジャンゴ 繋がれざるもの』とか紹介してもしょうがない気がして・・・という言い訳ですorz
11月も気になる作品少ないのですが、12月はてんこ盛り。さて、どうしたものか・・・。
さて、本題です(`・ω・´)
TBS RADIO 954 kHz │ 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!の10月10日の放送で歌手で女優の中島美嘉さんのオススメ映画は『4分間のピアニスト』でした。
原題 Vier Minuten
監督 クリス・クラウス
製作 メイケ・コルデス、アレクサンドラ・コルデス
脚本 クリス・クラウス撮影 ジュディス・カウフマン
キャスト
モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルンク、スベン・ピッピッヒ、ヤスミン・タバタバイ、リッキー・ミューラー製作年 2006年
製作国 ドイツ
配給 ギャガ・コミュニケーションズあらすじ
刑務所に囚われた天才ピアニストと女性ピアノ教師の交流を描き、本国ドイツで大ヒットを記録した人間ドラマ。年老いたピアノ教師クリューガーは、刑務所に服役中の少女ジェニーがピアノの才能に恵まれていることを見抜き特別レッスンを始める。ジェニーは自分の才能を信じてくれるクリューガーに対し徐々に心を開いていくが、コンテスト決勝を目前にしたある日、暴力事件を起こしてピアノを禁じられてしまい……。
ドイツ映画は始めてでした。
さて今回のここ見てポイントは・・・
1.この主人公がピアノを弾けるのと思う感じ
2.手錠を後ろにかけられたままピアノを弾くシーン
3.邦題の意味
さて、今回のポイントに沿ってあーだこーだ書きたいと思います。
1.この主人公がピアノを弾けるのという感じ
まず序盤で主人公のジェニーは何の罪で服役しているのか分からないのですが、もう育ちが悪い感を全体からかもし出されているのです。
ジェニーの登場シーンが印象的で、枕元で首吊り自殺した囚人からタバコを抜き取り吸い出すところとかヤバイ。そして短気でキレると、とんでもなく暴れる。
確かに、こんな粗暴な人がピアノを弾けるのか?という感じです。
2.手錠をかけたままピアノを弾くシーン
これどうやって撮影したのか・・メイキングが見たいくらいかっこいいです。
手錠をかけられた囚人という状況と、ジェニーの荒々しさと曲の感じも相まって確かにかっこよかったです。
3.邦題の意味
これは最後の最後に出てくるセリフで分かります。これは是非見て欲しいです。
その演奏とジェニーの境遇。クリューガーとの関係やクリューガーの生い立ち。そこまで積み重ねてきたものが解放される、カタルシスあるシーンになっています。
劇中でクラシック音楽と現代音楽の関係、同性愛やナチスとか掘り下げられそうなテーマがあるのですが調べてません、すいません(´・ω・`)あとで個人的に調べてみたいと思います!
本日10月24日のたまむすび内で伊集院さんと中島さんが本作の感想を話すので楽しみです!
10月31日の放送ではアシスタントの山内アナのおすすめ映画『ひゃくはち』をもっと早くレビューしたいと思います。
参考までにポッドキャストを聞いたことない方は聞いて、さらに映画を見てみましょう(`・ω・´)
おわり
"ジャージー・ボーイズ"見たってよ
原題 Jersey Boys
製作グレアム・キング、ロバート・ローレンツ、クリント・イーストウッド
製作総指揮フランキー・バリ
キャスト
ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケン製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 134分1960年代に世界的な人気を誇った伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」と、そのリードボーカルを務めたフランキー・バリの代表曲として知られる「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」の誕生秘話を描いたドラマ。2006年トニー賞でミュージカル作品賞を含む4部門を受賞した、人気ブロードウェイミュージカルを映画化した。アメリカ東部ニュージャージー州の貧しい町に生まれた4人の若者たち。金もコネもない者が町から逃げ出すには、軍隊に入るかギャングになるしかなかったが、彼らには類まれな美声と曲作りの才能があった。4人は息の合った完璧なハーモニーを武器に、スターダムを駆けあがっていく。ミュージカル版にも主演し、トニー賞でミュージカル男優賞を受賞したジョン・ロイド・ヤングが、映画版でも主演を務めた。
生けるレジェンドのイーストウッドが、ミュージカルを映画化というだけで「見ます!」となるわけですが、イーストウッド凄いわ・・・
枯れない感性に脱帽です。
このFour Seasonsというグループについて詳しいわけではなかったのですが、様々なミュージシャンにカバーされてきたこの曲は知っています。
Can't Take My Eyes off You - Frankie Valli and The ...
邦題でいうと「君の瞳に恋してる」ってやつです。
他にもいい曲がたくさんあって、これなんかもよかったです。
The Four Seasons - Rag Doll - YouTube
このグループの物語をミュージカル化したジャージー・ボーイズ。トニー賞を取るくらいブロードウェイでの人気作みたいです。その映画化なわけです。
主演のフランキー・ヴァリ役のジョン・ロイド・ヤングはミュージカルのオリジナルキャストで、本作でも主演です。
歌は、うまいです。オリジナルのフランキーの声と似ているかどうかは別として、高音とか凄いです。
話は簡単にいうと青春映画です。若者達の栄光と挫折。
ただ演出方法や、場面転換や話の構成。自分が写ってる映像をテレビで流すちゃめっ気。
84歳という高齢でも、ビビットに若者達の青春映画が撮れるものなんだと感服しました!
同年代を生きてきたのもあるかとは思いますが、本当に素晴らしいです。
ミュージカルの映画化でミュージカル感があるのは最後のカーテンコールのみで、全体としてFour Seasonsの名曲で綴る若者達の青春映画に落とし込んでるのも素晴らしいです。
最後のフルキャストのカーテンコールは本当に大団円という感じでハッピーな気分で終われます。
最近見た「舞妓はレディ」はミュージカルと知らずに見たので、突然歌いだしたときはビックリしました。
これは歌とダンスで話が進む、正しくミュージカルでした。レビューはしませんが、見た後にイヤな気持ちになることはないイイ映画でしたよ。
詳しい評論はコチラをどーぞ!
話を本作に戻しますが・・・
イーストウッド恐るべし!という感じでした(`・ω・´)
ただラストの年をとったメンバーが再会して、MTVか何かのショーで歌う姿はスーツの姿も相まってドリフ感が・・・。正直笑ってしまいました。イーストウッド先生ごめんなさい(´・ω・`)
こんな感じでした
ドリフ大爆笑'83 オープニング [長年使われたもの] - YouTube
40年だよ!!ドリフ大爆笑 2003年エンディング - YouTube
とりあえず何か映画みたいけど何かないかなぁ~と、お探しの方は本作を見るのをオススメです。
イーストウッド監督は来年公開の映画も決まっているみたいです。
凄すぎる・・・
オススメです!
おわり
- アーティスト: サントラ,ジョン・ロイド・ヤング,カイリー・レイ,フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ,フランキー・ヴァリ,エリック・バーゲン,ボブ・ゴーディオ,ボブ・フェルドマン,ボブ・クリュー,デニー・ランデル,クリュー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: CD
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