"拳銃(コルト)は俺のパスポート"見たってよ
7月25日のTBS RADIO 954 kHz │ 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!の放送で俳優の宍戸錠さんがオススメの映画
拳銃(コルト)は俺のパスポート
配信は8月8日までです
Trailer: A COLT IS MY PASSPORT (1967) - YouTube
監督 野村孝
企画 柳川武夫
キャスト
宍戸錠、ジェリー藤尾、小林千登勢、武智豊子、内田朝雄、杉良太郎、嵐寛寿郎製作年 1967年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 84分あらすじ
大田原組と島津組は横浜を根城に勢力を争っていた。殺し屋の上村(宍戸錠)が相棒の塩崎(ジェリー藤尾)と共に横浜に現われたのは、大田原から頼まれて島津(嵐寛寿郎)を暗殺するためである。上村は、ある日、マンションの屋上からライフルで島津を射殺した。高飛びするため空港に向かった上村達だったが、脱出寸前のところで捕われてしまった。だが、塩崎の機転で逃亡に成功した上村達。逃亡先で美奈(小林千登勢)と出会う。追われる上村達であったが…。
さて、宍戸錠さんの薦める映画は自身の主演の映画でした。宍戸さんのココ見てポイントは・・・
・モノクロの良さ
・ガンさばきの凄さ
・ギャングのリアリティ
です。さて、ココ見てポイントに合わせてあーだこーだ言いたいと思います。
・モノクロのよさ
数えるほどしか白黒映画は見たことないのですが、あのなんとも言えない濃淡はなんなのでしょうか?単なるノスタルジーなのかもしれませんが、いいです。カラーだとチープな感じになってしまうのも、白黒だと余計なものが目に入らずイイ方向に作用している気がします。
・ガンさばきの凄さ
上村がリボルバー拳銃をウエスタンさながらクルクルと回したりするのですが、それよりも序盤の組み立て式狙撃銃に興奮しました。ライフルを組み立ててターゲットを狙撃するのですが、その組み立て方や風の流れをタバコの煙で読んだり。そんな描写にかなり興奮しました。ゴルゴ13のようです!
あと、ラストの寄せ集めのもので時限爆弾の作成シーンもおもしろかった。プラモを組み立てる的なそういう描写に男心をくすぐられます。
最近だとアイアンマンのスーツの作成シーンとか(`・ω・´)
・ギャングのリアリティ
ギャングのリアルがどういうものじゃ分かりませんが、裏切りにあい、愚直なまでにその世界でしか生きられない男の姿。かっこよくもあり、寂しくもあります。
また、証拠隠滅のため、あっさり車潰したり。いさぎがよい!
ココ見てポイントがどーこーより、まずオープニングがかっこよかった。
随所に入るメインテーマからの銃声のオープニングはハードボイルド感が満載でした。ただこのメインテーマが、宍戸さんがキメ顔するとほぼ必ず流れるので中盤以降はコントのようでした(・∀・i)
また、民家の狭い路地でのカーチェイスがあります。このシーンは、今では絶対撮れないだろうと思えるシーンでワクワクしました!
昔の日本の俳優は、映画配給会社(大映や日活、東宝など)所属だったので、その俳優をいかにかっこよく撮るかに重点が置かれている気がします。歌が得意のジェリー藤尾が劇中歌い始めたときは、かなり笑った(-∀-`; )
ジェリー藤尾の代表曲
ジェリー藤尾/遠くへ行きたい (TV短縮調) - YouTube
それなりに楽しめました。宍戸錠さんの石原裕次郎的な昔のイイ男感がかっこよかったです!この映画の当時、宍戸さんは当時34歳。どう見ても50近くにしか見えません。昔の人が老けているのか、今の人が幼いのか・・・。当時の宍戸さんと、今の嵐の大野君が同い年には絶対に見えません!
昔の映画はオープニングで監督や役者の名前を出して、ラストは完であっさりしめる後味のよさがイイです。今はスタッフや、スポンサーの名前をダラダラ出す長いエンドクレジット。エンドクレジットが3~4分くらいかかるなら、クレジット中も楽しませて欲しいという勝手な希望があったりします(´・ω・`)
さて、本作について宍戸さんと伊集院さんが感想を言い合うのは8月8日のTBSラジオで15時ごろからの放送です。かっこいいことはかっこいいですが、つっこみ所も満載。伊集院さんは主演を前にして、どんな感想を言うのか・・・。楽しみです!
おわり
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