ryoブログ

映画や漫画に対して、140字では語りつくせない思いをたれ流していきます

"日々ロック"見たってよ

日々ロック

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映画『日々ロック』予告編 - YouTube

監督 入江悠

原作 榎屋克優

脚本 吹原幸太、入江悠
音楽プロデューサー いしわたり淳治
キャスト
野村周平二階堂ふみ、前野朋哉、岡本啓佑、落合モトキ

製作年 2014年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 110分

あらすじ

勉強もスポーツも苦手ないじめられっ子の高校生・日々沼拓郎は、友人に誘われてバンドを結成することに。卒業後、上京した彼らは伝説のライブハウス「モンスターGOGO」に住み込みで働きながら、ライブ活動を続けていく。そんなある日、拓郎たちのライブに突然1人の女性が乱入してくる。その正体は、斬新なスタイルで世界的に知られるトップアイドル・宇田川咲だった。

日々ロック : 作品情報 - 映画.com

 SRシリーズ、恋の渦の入江悠監督の最新作。

本作はマンガ原作で、その実写化です。

まずね、最初に言っておくのが、入江監督なら見てみたいというのはもちろんなのですが『二階堂ふみが出るなら見たい』という不純な動機です、はい。

 

で、結論として・・・

くだらない!だから、おもしろい!

という感想に尽きます。

原作は未読なのですが、おそらくギャグ漫画なんですよね(・∀・;)?

下ネタが多くて、個人的には楽しかったです。

 

よかったところ

・ロックンロールブラザーズ

主人公の拓郎達のバンドの泥臭いガチャガチャした音楽と、下品な歌詞が良かったです。バンドの3人が三者三様の童貞感があるのもよかったです。

自分も音楽をかじったこともあるのですが、3ピースのガチャガチャした曲って楽しいんですよね(´∀`)


the ピーズ オナニー禁止令 [常盤座] - YouTube

 

二階堂ふみがかわいい

まぁいうまでもないですよね。劇中でRCサクセションの『雨上がりの夜空に』を弾いて歌うんですが、これまたいいんですよね。女性が男性ボーカルのロックをカバーするのってなんかイイですよね(*・ω・*)


忌野清志郎 雨あがりの夜空に - YouTube

 

・ライバルバンド

同じライブハウスのバンドにビジュアル系バンドがいて、そのボーカルを落合モトキさんが演じてるんですが、どこかのコントに出てきそうな役作りでとりあえず笑えます。

ファンもファンで、変な統一された振り付けがそういうバンドのイヤな感じを表していておもしろかったです。あと、落合モトキさんの髪が動いていて、どこから風が来てるのかな~?と思っていたら、先頭のファンが小型扇風機を持っていたのもけっこう笑えました。

 

ひっかかったところ

これは原作がギャグ漫画(たぶん)で、それを忠実に実写にしようとした歪みみたいなものと思いますが、けっこうあるので箇条書きにします。(ネタバレあります)

・宇田川咲が 楽器を弾く時、指輪をしているのが気になる

竹中直人が演じているような、ライブハウスのマスターはいない、たぶん。出会ったことはない。バンドマンというよう璃、ボブ・マーリー信者?

・昼間ばかりに、あんな対バンのイベントをするライブハウスは一体・・・?

・咲が主人公を「拓郎」と名前で呼び捨てにするまでになった経緯が見えづらい

・100万枚売るアイドルの割りに、ライブのハコが小さい

・咲のライブ後の挨拶の列は、関係者のはずなのに、まるでファンの握手会状態

・ラストの不幸を題材にした流れは好きじゃない

・人の声も聞こえないような嵐の中、音は合わないと思う。というか、あんな大雨で機材は大丈夫か?楽器がかわいそうだ。絶対アンプもスピーカーも壊れるし、そもそもちゃんと音出る・・?

・バブリーな肩パッドの入ったスーツを着るような女プロデューサーはいるのか?ロールスロイスって・・・(´・ω・`)

・主人公がライブの時以外前屈みで、まともに会話できないやばいやつに見える

 

ギャグ漫画(たぶん)を映像化すると、こうも腑に落ちないことも多々出てきます。

 

ただ「あの」ラストはSRシリーズにも共通する、蓄積したものの爆発というのは分かります。

以上のような点を考えなければ、バカバカしくてけっこう楽しめます。

下らないギャグが好きな人、二階堂ふみ好きにオススメです。

おわり 

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