"フライト・ゲーム"見たってよ
原題 Non-Stop
監督ジャウム・コレット=セラ
製作ジョエル・シルバー、アンドリュー・ローナ、アレックス・ハインマン
製作総指揮スティーブ・リチャーズ
キャスト
リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、スクート・マクネイリー、ミシェル・ドッカリー、ネイト・パーカー、ルピタ・ニョンゴ製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
上映時間 107分あらすじ
ニューヨーク発ロンドン行の旅客機に、警備のため搭乗した航空保安官ビル。しかし、離陸直後、ビルの携帯電話に「1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す」との匿名の脅迫メールが届く。やがて1人目の犠牲者が出てしまい、ビルは乗客を拘束して荷物や携帯電話を調べるが、手がかりは見つからない。2人目、3人目と犠牲者が続くなか、やがて犯人の指定する口座がビルの名義だと判明。ビル自身にも疑惑の目が向けられてしまう。
結論から言うと、思ったより楽しめました!
この手の映画は、ネタばらししちゃうと見るモチベーションが下がるので極力多くは書かないようにしたいと思います。
詳しい評論はコチラを参考にしてください
密室劇なので、どうなんだろう・・・退屈しないかなと思っていましたが飽きずに楽しめました!
原題のNon-stopのタイトル通りです。
メールの演出とか20分に一回何かが起きるというのがよかったです。
また、出ている役者陣も功を奏していて、何も言わなくても何かを語ってしまう役者ぞろい。
リーアム・ニーソンを始めジュリアン・ムーアやルピタ・ニョンゴ。この役者陣の顔で間が持ちます。
1番ビックリしたのは、予告通り最初の死者が出たときの殺した相手。
そういう展開!?見たいな感じで、ここが1番楽しかったりしました(・∀・;)
あとは96時間ほどではないにしても動ける60オーバーのリーアム・ニーソンのアクション。
最大の見せ場でわかりました。「この映画はリーアム・ニーソンをかっこよく見せるための映画だ・・・」
つまらない訳ではないのですが、腑に落ちないことも多々あったり・・・。
簡単に言うと、物語の中でリーアム・ニーソンがテロ犯だと疑われ仲間からも見放される始末。その状態で飛行機内という密室で、リーアム・ニーソンの孤軍奮闘っぷりを楽しむ映画です。
犯人等の詳細は書きませんが、みなさんお察しの通り事件はちゃんと解決します(`・ω・´)
解決した後の、疑っていたやつ等が「俺らが間違っていた、君に勲章が出る」と言う具合で手のひら返しをしてくるわけですが、その様子に私は「あーやだやだ」と心底うんざりしました。しかしリーアム・ニーソンは「やれやれ、まぁいいよ」と何も言わず微笑むので、「リーアム・ニーソンが許すなら許すけどさぁ(´・ω・`)」と自分を納得させました。
あと、最後の『アメリカはテロには屈せず徹底して戦う』的なメッセージと星条旗が写ったときはε-(ーдー)ハァとため息もんでした。
しかし、犯人自体はイスラム戦争の影響で生まれた皮肉はよかったかなと思ったり、思わなかったり・・・
物語は見てるときは飽きずに楽しめたのですが、見終わった後よくよく考えると「おかしくない?」ということが多々あります。
そもそもご都合展開だし、(核心になるので詳しく書けませんが)事件の展開が計算され尽くしたものだとして、犯人自ら機内に乗り込むのはリスクありすぎではないかと・・・。あの知識と技術があれば、地上からでも色々できたのではないかな~とか思ったりしました( ̄ヘ ̄)
96時間もそうなのだけれど、本当にそれで解決でいいの!?と思わずツッコまざるを得ない内容ですが、宇多丸さんも言っていたけどこの手の映画は仕方がないことなのかなという感じです。
リーアム・ニーソン好きな人にオススメです。
おわり