"イントゥ・ザ・ストーム"見たってよ
最初に謝ります。
舐めてました。ごめんなさい!
原題 Into the Storm
監督 スティーブン・クォーレ
製作 トッド・ガーナー
製作総指揮 リチャード・ブレナー、ウォルター・ハマダ、デイブ・ノイスタッター
キャスト
リチャード・アーミテージ、サラ・ウェイン・キャリーズ、マット・ウォルシュ、アリシア・デブナム・ケアリー、アーレン・エスカーペタ製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 89分あらすじ
観測のため荒れ狂う竜巻に立ち向かう「ストームチェイサー」と呼ばれるプロフェッショナルを中心に、直径3200メートルに及ぶ超巨大竜巻に直面した人々の姿を描いたディザスターパニックムービー。POV(主観映像)方式も取り入れた臨場感あふれる映像で、荒れ狂う竜巻に襲われたアメリカ中西部シルバートンの人々の壮絶な一日を描き出していく。
正直、なめてました。先週のタマフルの対象作品に選ばれてはいたのですが、まぁいいかなと。
どうせツイスター("ツイスター"見たってよ )を最新のVFXでブラッシュアップしたような作品でしょ?的な感じでシカト決めてましたよ。
しかし・・・。
先日のタマフルの放送を聞いて、考えを180度転換!見たほうがイイの!?マジカヨ(゚ω゚;)
てな具合で見ることを決めました!(ギリギリ字幕上映終了に間に合ってよかった・・・)
もっと早く見てレビューするべきでしたね・・・orz
反省です。
配信されているうちに、ぜひポッドキャストを聞くのをオススメです!
そもそも何故なめていたのかと言うと、先日見たツイスターはけっこうしょうもない作品でして・・・。竜巻表現はおもしろかったのですが、それ以外は取り立てることがないものでした。
「これだからパニック映画は・・・」と通ぶってジャンル映画を馬鹿にしてました。
で、本作がツイスター以上に映画としておもしろかった!
1.竜巻表現
もちろん最新VFXの竜巻表現が圧巻で、映画館で見て大正解的な迫力でした。劇場の音響表現もあいまって怖いくらいでした。
もちろん(語弊があるとは思いますが)期待通り、人が竜巻に巻き込まれるのですが、あるシーンでのカメラマンの巻き込まれる映像は地獄絵図としか言えないものです。映像としては恐ろしいし、現実だったら絶望的だけど、映画としては最高でした!
2.街並み
竜巻で破壊された街並みを再現して作っているのですが、この金のかけ方が凄い!
本当に被災したとしか思えないような街並みの金のかけ方に脱帽です。この手のものは日本では作れないだろうなと思います。
3.撮影方法
タマフルでも触れていたように、ファウンドフッテージ形式で撮られています。有名なところだと『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『クローバー・フィールド』です。
これが本当に功を奏していて、自分もそこにいるかのような臨場感と、そこで生で起きているかのような迫力がありました。
主人公の未来の自分へのメッセージもいいフリになってました。
4.キャラクター
本作はツイスターと違い、このキャラクターで成功していました。
ツイスターは竜巻ハンター達と、その中の1人の婚約者でみんな竜巻の測定という共通の目的だけでした。物語として、そんなに広がりもなく、竜巻ハンターを引退した女と現役ハンターの元彼と婚約者とのあれやこれ・・・という、どーでもいい話がサブで展開されていました。
しかし本作は巻き込まれた高校生とその家族。竜巻ハンター。おもしろ半分で竜巻に近づくYoutuber。
竜巻ハンターにも色々な人物がいて、群像劇にもなっています。
これもよかった!
けっこうベタな展開にベタに反応できるくらい夢中になって見ちゃいました。
自分の中で「パニック映画でしょ」と、なめていたことを反省します。
というか、パニック映画の中でも、かなり上質なものだと思います。これは家でDVDで見ていたら、それはそれで楽しんでいたと思いますが、ココまでではなかったと思います。
あと、なによりこれだけのことを90分で終わらすのが偉い!それ以上予算がかけられなかったのかもしれませんが、この短さもよかった。
もし、近くの劇場でまだ見ることが可能であれば是非見てください!
映画館で映画を単純に楽しみたいなら、こういう作品がいいのかもな~と思えた作品でした。
おわり
ファウンドフッテージ形式ならクロニクルを超絶オススメです!