ryoブログ

映画や漫画に対して、140字では語りつくせない思いをたれ流していきます

"TOKYO TRIBE"見たってよ

TOKYO TRIBE

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『TOKYO TRIBE』予告 - YouTube

監督 園子温

原作 井上三太TOKYO TRIBE2

脚本 園子温

製作 小口文子、由里敬三

キャスト
鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名大東駿介石田卓也市川由衣叶美香中川翔子佐藤隆太染谷将太、でんでん、窪塚洋介竹内力

製作年 2014年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 116分
映倫区分 R15+

あらすじ

さまざまなトライブ(族)に属する若者たちが、暴力で街を支配し、縄張りを競い合っている近未来のトーキョーを舞台に、「ブクロWU-RONZ」のヘッドに君臨するメラと、「ムサシノSARU」に所属する海(カイ)の2人を中心に一大抗争が巻き起こる。

TOKYO TRIBE : 作品情報 - 映画.com

まず、私は怒っているんですよ。作品にではなくて、日本の映画館の現状に(#`゚д´)

ホットなんちゃらや、ルパンなんちゃらは同じマンガ原作で1日に5~6回上映しています。ホットなんちゃらは公開2週間も経つのに。しかし、本作は世界的にも動向を注目される数少ない日本人監督なのに、私の地域では公開初日からたった3回。公開館も、私の住む県でたった1館・・・。

なめてんのか(゚Д゚)、ペッ!!

こんなんじゃ、日本映画の将来もたかが知れてますね(´・ω・`)

まぁグチもこの辺にしまして・・・。

本作は、とりあえず見れるんだったら劇場で見てください。園監督作品は、劇場で見てこそ楽しめるものだと思います。

 

色々面白かったところを挙げていきたいと思います。

・全編に渡るラップ

本作はラップミュージカルというだけあって、全編に渡ってラップが披露されています。ライムもトラックも現役のラッパーが手がけているだけあって中途半端なものではなく、本物です。役者陣も有名な人意外は現役ラッパーが多々参加しています。

主役の海役のYOUNG DAISさんも現役ラッパーで、演技は始めてだとか・・・

マジカヨ(゚ω゚;)

どの曲もかっこよくて、サウンドトラック購入してしまったくらいです。


映画『TOKYO TRIBE』主題歌:YOUNG DAIS (NCBB) - YouTube

何と言っても染谷将太さん演じるMC SHOW。映画オリジナルのキャラクターで、ストーリーテラー役回りで神出鬼没。至る所に現れては、その状況をラップするわけですが・・・。

かっこよすぎるだろ!!

物語冒頭、MC SHOWのラップに始まりタイトルが出るのですが、ここで既に『オラ、すげーワクワクすっぞ!』状態でした(*´Д`*)

ぜひ、自分の目と耳で確認してください!!

 

ただ妙な気遣いか、歌詞が字幕で出ます。正直ジャマでした。しかしこれは、邦画ばかり見て、洋画も吹替えばかり見る現在日本人への危機感からのあえての字幕と自分を納得させています( ´_ゝ`)

 

・美術

近未来のトーキョーという設定で、ギャングが地区を束ねているような暗い未来像。ブレードランナーのような感じで、話の感じと最高に合っていました。ブッバタウンのヤバイ感じとか。

あと、窪塚洋介さん演じるンコイの部屋。白塗り人間を家具として扱うヤバイ奴なのですが、これまた『時計仕掛けのオレンジ』のようでした。ンコイのヤバさが部屋を見ただけで分かります。ンコイ、かっこい!

今回のポスターも、ドクロのモザイクアートになってたりします。

 

・メラ

鈴木亮平さんがHK 変態仮面"HK 変態仮面"見たってよ )で披露した肉体美を惜しげもなく出しています。大半、黒ブリーフのTバック一丁です。刀は振り回すは、二丁拳銃で打ちまくる。本当にヤバイ奴を演じています。朝ドラの主役を演じている人と同じ人物とは思えません(・∀・i)

今回のメラがしかけた抗争の原因が、海のチンポがメラより大きかったからという・・・(´・ω・`)

(原作だと海とメラは元々親友だったという設定らしいです)

 

・アクション

全編アクションが満載で、ほとんどのアクションを役者本人がスタントなしで行っています。

特にスンミ役の清野菜名さんとヨン役の坂口菜琴さん。

スンミはパンチラ関係なしの蹴り技やら側宙を披露し、ヨンはバク転やら何やらを披露してくれますヾ(´∀`○)ノ日本にも、まだまだこんなにアクションできる人がいるんだと希望にもなりました。

しょこたんもトラックスーツに身を包み、得意のヌンチャクアクションをやっていました。劇中で、敵に「キルビルかよ?」と言われ「違うよ!ブルース様だよ!ワチョー!」と向かっていったときは笑いました。

 

・おっぱい

物語序盤から美巨乳が露になるは、スンミ役の清野菜名さんも惜しげもなく胸を出す。叶美香さんの、あれは本物なの??と思うあの胸を、竹内力に揉みしだかれるは・・・。

偉い!!

 

竹内力

ブッバ役の竹内力さんがとりあえずイカれてる。

その演技は、自由にやらせた竹中直人ばりにぶっ飛んでた(・∀・i)

話すたびに白目はむくは、何を話しているか分からない。葉巻に並んで人の指が並んでいて、指をムシャムシャ食ったり・・・。

もうブッバが出てくるだけで笑えます。この人、本当に凄いな(゚∀゚;)

 

・フィナーレのカーテンコール的ラップで感動

大団円で最後終わるのですが、最後のラップはなぜか感動しました。画的にも、なんかよかったです。

 

・高山

ゲスト的な感じでプロレスラーの高山選手がブッバの用心棒で出ているんですが、スンミに蹴られて「ちょっと痛い」を冷たい熱帯魚のでんでんが演じる村田ばりに言った後に「いたーい」と言って倒れたのは笑えました( ゚∀゚ )

 

 良いところばかりではなくて、もちろん引っかかるところもありました。

・ラストのおまけ

前述したフィナーレのラップの後、完で終わります。そのあとテーマ曲が流れる中、前日譚的な映像が流れます。これ、いる?

せっかく大団円なのだから、完でそのまま暗転してエンドロールになって欲しかったです。こういうおまけ要素は、DVDの特典映像でよかったんじゃないかなぁと思いました。

・R15指定

園監督作品でR15指定にしては、思ったより残虐描写がそこまでではなかった。R15になったのは、おっぱいがもろ映るからだと思います。残虐描写もないわけではないですが、そこまでではないです。描こうと思えば描けそうなシーンはあるのですが、そこはあえて避けてました。

今回はアクション!

ということでしょうか。

 

あと、今回久しぶりにパンフレット買いました!

サイズは手帳くらいで、普通のパンフレットと比べてかなり小さい。しかし、中身は濃厚。出演者のコメントはもちろん、音楽担当のラッパーの方の話や、原作の井上三太先生の話。もちろん園監督の話や、映画評論家の町山さんの解説まであります。

さらに、後半には脚本が全部収録されてます。園監督の作品のパンフレットはいつもこうなんですかね?

820円でしたが、それ以上の満足感です!

 

とりあえず、このままでは劇場公開も2週間ほどで終わってしまうでしょう・・・。

急いで劇場に行きましょう!

おわり

 

TOKYO TRIBE2  第1巻

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ODE TO TOKYO TRIBE

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