”るろうに剣心/京都大火編"見たってよ
『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』本予告編 - YouTube
監督 大友啓史
原作 和月伸宏
脚本 藤井清美、大友啓史
製作総指揮 ウィリアム・アイアトン
キャスト
佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、大八木凱斗製作年 2014年
製作国 日本
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 139分あらすじ
かつては「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、新時代の訪れとともに穏やかな生活を送っていた。しかし、剣心の後継者として「影の人斬り役」を引き継いだ志々雄真実が、全身に大火傷を負わせた明治政府へ復讐を企てていると知った剣心は、逆羽刀を手にとり、単身で志々雄のいる京都へ向かう。
そもそも私は原作のファンで、リアル世代でもあります。『飛天御剣流』や技名の『天翔龍之閃(あまかけるりゅうのひらめき)』『十本刀』などの中二全開のワードの数々や幕末という歴史を絡めた本作が好きでした!
前作は、そもそも原作でも前半。エピソード的には微妙な話で、飛天御剣流の素早さの表現の努力はわかりますが、そんなにおもしろくありませんでした。
しかし、本作は原作でもマンガを飛躍的におもしろくさせた『志々雄編』
どうなるものか・・・。
・よかったところ
志々雄最高!!
藤原竜也さん演じる志々雄真実。藤原竜也さんは狂人的な『本当コイツ早く死なないかな』的なクソヤローを演じさせると凄い。(作品の評価は別として)藁の楯の清丸とか。
志々雄は志々雄なりの正義があって国家転覆を謀り、同情の余地もあります。火をつけられた後は、完全にアナキンスカイウォーカーでした。
原作通りのビジュアルもよかったです(`・ω・´)
また剣心に向って言った「ござる、ござるうるせーんだよ。そういうもの言いはやめろ!」と怒鳴ったときは笑わせてもらいました!
剣心VS宗次郎
宗次郎といえば縮地。マンガならではの表現をどうするのかと思いましたが・・・。
大久保暗殺の馬車に走って追いかける映像は微妙でしたが、剣心との対決はよかったです!
片足ケンケンもやっていました。縮地は人間離れした動きで補っていました。人間離れした動きの2人による殺陣は、かなりおもしろかった!
子役の泣き方
剣心が京都へ向かう途中の志々雄に支配された村で、志々雄に反旗を翻したことで見せしめにされた一家の子供。その叫びにも似た泣き方がよかったです。最近の子役の泣き方はうまいですね。何て役者なんだろ??
翁対四乃森蒼紫
この2人の対決はなんとも言えずかっこよかった!
原作通りの翁のトンファーはシビレました!翁渋すぎ!
斉藤一の触覚
前作より触角が伸びてる気がしました。牙突の構えはやっぱりイイですね!
やっぱこれだね
るろうに剣心 OP-2_1「1/2(京都ver.)」 - YouTube
ダメだったところ(笑ったところ)
武井咲演じる神谷薫
前作から思っていたことですが・・・。声の出し方が、どう考えても剣道をやったことない感じです。剣を握っても腰が引けているようで、何とも弱そう。師範代はムリあるでしょ。原作の神谷薫はもっと凛々しかった。
相楽左ノ助がただの猪突猛進のおバカさんにしか見えない
トリックスター的な感じなのだが、どうにもこうにもただのおバカさんにしか見えない。原作でも確かにおバカさん的なキャラクターでしたが、実写だとかなりしょーもないです。
四乃森蒼紫
伊勢谷友介さんのビジュアルはよかったです!ただ蒼紫が「抜刀斎はどこだ」しか言わないので、本当におかしな人にしか見えません。あの狂気は、原作の般若達のエピソードがあってこそ理解できたものです。映画ならではの修羅に落ちたエピソードがあるのですが、そのエピソードで剣心に怒りを向けるのはただの八つ当たりでしかないような・・・。
ラストの志々雄の群れはビジュアルで笑った
偽志々雄の群れが終盤襲ってくるのですが、その雰囲気がコントのようで不覚にも笑わせてもらいました(・∀・)
十本刀のコスプレ感漂うビジュアル
かなり原作に忠実にしていて努力は分かります。ただ原作に忠実にすると、コスプレ会のようでした。不二はどこにいたんだろ・・・?
荒れ狂った夜の海に入ったら普通死ぬでしょ
最後、薫が志々雄によって荒れ狂った夜の海に突き落とされて、助けるために剣心も海の中へ。普通死ぬよな~。海岸に綺麗に流れ着くのは、かなりご都合的だよな。
サプライズ的にラストに出てきます。福山雅治クラスの俳優が演じる、まだ出てきていないキャラクターと言えば・・・。比古清十郎しかいないでしょ!
かっこいいのはわかります。ただ肉体がなー(´・ω・`)
あの原作通りのマッチョさがないと、飛天御剣流の辻褄が合わないと思うのですが・・・。マントも着てなかったしorz
エンドロール
『この映画の撮影で動物に危害を加えていません』の謎の宣言がありました。『この食べ物は後でスタッフがおいしく食べました』的な気の使い方。映画でもテレビのような、世間に対しての変な気遣いをしなくてはいけない時代なのでしょうか?
まだ後編もあるので結論は出し切れませんが、前作よりはよかったと思います!
ただ長過ぎ!!
キャラクターが増えて、それぞれに見せ場を作るためか139分て・・・。
正直、刀狩の張辺りから逆刃刀・真打を手に入れるまで意識がない(´・ω・`)
張が仮面ライダーオーズのアンク役の人でビジュアルもよかったのに・・・。(もう一回見ようかな)
次は左之助の二重の極み、斉藤一の牙突・零式が出るかどうか楽しみです。
また志々雄と剣心の対決もどうなるでしょうか。
志々雄のキャラクターを堪能し、次の伝説の最期編を楽しむために本作を見るのがオススメです!
おわり
るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 完全版 (01) (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 和月伸宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/04
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