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"クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡"見たってよ

不定期連載5回目

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡


「クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡」 予告編 - YouTube

監督 原恵一
脚本 原恵一
原作 臼井儀人
音楽 荒川敏行、宮崎慎二
撮影 梅田俊之
編集 岡安肇
配給 東宝
公開 1997年4月19日
上映時間 96分

あらすじ

シロと散歩していたしんのすけは、寝ているオカマの側で光る玉を拾った。しんのすけはこの玉を家へ持ち帰るが、いつの間にか紛失してしまう。その夜、3人組のオカマが家に上がり込み、一家をニューハーフパブに連れ出した。
この3人組のオカマは呪術を行う「珠由良(たまゆら)族」の者で、かつて協力し合っていた「珠黄泉(たまよみ)族」が魔神ジャークを復活させようとしていることを知り、これを阻止するために行動しているのだという。実はしんのすけが拾った玉は、魔神ジャークの復活の鍵になる2つの"タマ"のうちの1つであった。そしてその玉は、こともあろうにひまわりが飲み込んでしまっていた。そのため、野原一家も争いに巻き込まれることになってしまう。
一家と彼らは、青森にある珠由良の本拠地に向かうことに。しかしそこで襲撃を受け、"タマ"とひまわりは珠黄泉の本拠地へと奪いさらわれてしまう。
果して彼らはひまわりを救出し、ジャーク復活を阻止できるのか。

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 - Wikipedia 

ひまわりが初登場なのでお披露目的な側面もあり、ひまわりが話の中心になっています。

しかし、まさか本作でもオカマネタ(しかも話の中心人物) でくるとは・・・。時代を感じます(´・ω・`)今じゃ『オカマ』と言う言葉が使えないだろうな。本作は劇中で「オカマ」と言っているので、オカマという表現を使いますよ。

本作から監督は原恵一監督に移った作品ですが、そこまで原監督テイストはないと思います。安心してクレしん見ているな~という印象。

今回はダメだった所を先に挙げて、後でよかった所を挙げたいと思います。

・ダメだったところ

 全体的に無駄なシーンが多い印象です。

親の世代への配慮なのか分かりませんが、昭和歌謡を歌うくだりがちょこちょこあるのですが、無駄に長い!特に三波春夫のくだりからのスーパー銭湯での流れは、なかなかダルかったです。

 

・よかったところ

 バカバカしいギャグの数々

しんのすけの「ちんちん」ネタを初め、オカマ3人が朝日のなか電気髭剃りで頭を剃るシーン。またスーパーでのドタバタアクションは、すごくジャッキー感ありました。ただスーパーの食べ物アクションや、店内を駆け回るシーンはコメディーでもモラルを問われる今では難しいなぁと思ったりしました。

時折描かれる家族感

しんのすけがひまわりに嫉妬する描写が随所に描かれるところや、ひろしがしんのすけに夕日で語りかけたりするシーンに、以前のしんのすけとは家族内での立ち位置が変わっていることを感じます。

ひろしと途中はぐれてしまった後の再会シーンは、BGMバックでの無声演出でした。原監督の十八番を見ている気になりました。

 

本作は終始アクションがあり、ラストは恒例ともいえるバカバカしい戦いもありつつ安心してクレしん映画を見ている気になります。原監督だからどうこうというより、一般的なクレしん映画。お仕置き描写も健在でしたが、1,2度程でしたがありましたし。

ひまわり初登場という意味で見てもいいかもしれません。

クレしん映画の中で『中の中』という印象です。

おわり

映画 クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 [DVD]

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