"サードパーソン"見たってよ
グランドブダペストホテルを見に行ったら、たまたまやっていて作品紹介読むとおもしろそうだったので見ました。
サードパーソン
原題 Third Person
製作年 2013年
製作国 イギリス
配給 プレシディオ、東京テアトル
上映時間 137分
監督 ポール・ハギス
製作 ポール・ハギス、マイケル・ノジック、ポール・ブルールズ
脚本 ポール・ハギス
キャスト
リーアム・ニーソン、オリビア・ワイルド、エイドリアン・ブロディ、モラン・アティアス、ミラ・クニスあらすじ
パリ、ローマ、ニューヨークと離れた場所で織りなされる3組の男女の物語が交錯する。パリのホテルにこもり、最新作を執筆していたピュリッツァー賞作家のマイケルは、野心的な作家志望の女性アンナと不倫関係にあったが、アンナにもまた秘密の恋人がいた。ローマのバーで出会ったエキゾチックな女性に心を奪われたアメリカ人ビジネスマンのスコットは、彼女の娘が密輸業者に誘拐されたと聞き、女性を助けようと決意する。ニューヨークに暮らす元女優のジュリアは、息子の親権をめぐって元夫と係争中。裁判費用を稼ぐため、女優時代に利用していた高級ホテルでメイドとして働き始めるたジュリアは、弁護士の助言に従い、裁判所からの心証をよくするために精神科医の鑑定を受けることになるが……。
なんというか、スゴイ頭使ったε-(´∀`; )
あらすじにあるように、3都市と6人の男女を通して物語が進んで行くのですが、見てる途中はパニックですよ。
なぜなら…(ココから若干ネタバレです)
3都市に分かれてるはずなのに、それぞれが何故か時間と場所がリンクしているような描写があって大混乱です( ゚д゚)
あれ、マイケルはパリのホテルにいてジュリアはニューヨークのホテルで働いてたはず。なのにジュリアが働いているホテルとマイケルの泊まっているホテルがリンクする…。ローマのスコット達もしかり。
なぜ(;゜0゜)?
また『wach me』という言葉が、それぞれの舞台で分かりやすく印象的に使われる。
見ている最中は、物語を整理するのに終始脳をフル回転状態です。
ラスト10分くらいで怒涛のネタばらしがあります!
悲しい結末と、なーるほーど。というオチにやっと脳を休息できることにきっと安堵することでしょう( ゚д゚)放心状態
なぜ舞台がリンクするのか、なぜwach meなのかは最後までみれば納得かと思います。見終わった後は、じゃああの場面は?いつからそうだった?と確認したくなるでしょう!
以下、完全なるネタバレのヒントです!
マイケルは小説家であることと、マイケルは日記でも自分を客観的に『彼』と書くわけです。そして、印象的にwach meという言葉が場所や時間を飛び越え使われます。
以上です!
感のイイ人ならわかるでしょう( ̄▽ ̄)
ただ…。
能動的に『見る』ことに慣れてないと、かなりツライ映画だと思います。
能動的に映画を見る訓練や、脳に汗をかく映画を見たことない方にオススメです!
おわり