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映画や漫画に対して、140字では語りつくせない思いをたれ流していきます

WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜見たってよ

今回も行ってきました。

WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜


映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』予告編 - YouTube

原作 - 三浦しをん神去なあなあ日常』(徳間書店刊)

監督・脚本 - 矢口史靖

キャスト-染谷将太長澤まさみ伊藤英明、優香、 西田尚美マキタスポーツ、有福正志、近藤芳正光石研柄本明

音楽 - 野村卓史

主題歌 - マイア・ヒラサワ 「Happiest Fool」

編集 - 宮島竜治

エグゼクティブ・プロデューサー - 濱名一哉、藤巻直哉

プロデューサー - 東信弘、細谷まどか

制作プロダクション - ジャンゴフィルム

配給 - 東宝

神去なあなあ日常 - Wikipedia

あらすじ

大学受験に失敗し恋人にも振られた勇気(染谷将太)は、ひょんなきっかけで林業に従事することになる。住み込みで働くことになった勇気が向かうことになったのは神去村。山で生活し山と生きる村の住人たちと、都会育ちの勇気。以前の生活とのギャップに憔悴する勇気だったが、次第に村の者に溶け込んでいった。そして神去村では48年に1度行われる神事オオヤマヅミを迎えるのだった。

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矢口作品はウォーターボーイズ以降しか見たことないのですが、あえて順位をつけるなら・・・

ウッジョブ>>>ウォーターボーイズ>ロボジー>スウィングガールズ>ハッピーフライト

今作は矢口作品でベストだと思います!

 少しネタバレしながら感想を書きたいと思います。

・よかったところ

矢口ワールドと原作の融合!

矢口作品の良さは馬鹿馬鹿しさにあると思います。(褒めてます)動物はぞんざいに扱われ、子供は大人を小ばかにする存在。はげや入れ歯など、本人にとってはコンプレックスになるであろうことをネタに。しかし画面上では『笑わせよう』という雰囲気にしてはおらず、いたって真面目。堤某監督や三谷某監督のような『はい、ここ笑うとこですよ~』的なのは少ない。(ないわけではない)

何だかんだいって、矢口作品のこの馬鹿馬鹿しさが好きです。矢口作品には、突っ込みどころ満載のご都合展開やナンジャソリャ的なことも多々あるのですが、矢口作品だと許せてしまう。某監督達とどう違うのか、自分でもワカラナイ(´・ω・`)本作は原作つきだったためか、勇気の林業を選ぶきっかけになった"ある"行為とか以外は矢口テイストが抑えられているような印象でした。調べたらココ原作からの変更点らしい・・・ヤッパリ(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: サラサラ.(でも、嫌な感じじゃないけどさ)

ちなみに原作は未読です。

本作では出ていませんでしたが、竹中直人のトリッキーが溶け込む不思議。いや、たまに激浮きしてたな。でも好きです。

 


笑いながら怒る人 - YouTube

 

ヨキの存在感

伊藤英明さん演じるヨキが最高すぎる!荒々しい昔ながらの職人のような男。荒っぽい振る舞いや口が悪いながらも、その裏に隠れた情の厚さ。強い男性の「性」をムンムンに解き放っていて、本当に存在しているかのような『山の男』感が素晴らしかった。

 
伊藤英明 CM デオウ 「水では落ちにくい」篇 - YouTube

映像技術

 実写とCGがうまく組み合わせてあり、クライマックスである祭りシーンはどこがCGなのかどうかも分からないくらいでした。(ほぼ実写らしいです)カメラワークも祭りに参加してる感があってよかった。日本の特撮技術は偉大だなと改めて思う。

 

数々の下ネタ

下ネタがちょこちょこ入るが、程よい具合の下ネタです。喧嘩したヨキ夫婦が、次の日仲良くなったと思ったら、ヨキの首にはホテルのタオル。ラストはとんでもない『大』ネタがあります!この圧倒的バカバカしさ(`・ω・´)

 

長澤まさみ

私は彼女を「映画モテキ」で初めてカワイイと思ったこともありました。すいません。私が間違っていました。過去も今も、これからも彼女はかわいいですm(_ _)m

そして、この映画内で長澤まさみ自らバイク運転してた!映画のために大型バイクの練習したらしいです。この役者魂仮面ライダーの主演の俳優ですらバイクはスタントなのに・・・。最近は生身のバイクシーンすら減ってるし。

長澤まさみさん、脱帽です<(_ _)>


『モテキ』予告 - YouTube

 

・引っかかったところ

研修中の勇気の努力描写の少なさ

勇気が研修から逃げ出さず1ヶ月頑張った様子が不十分に思いました。時間の都合上カットなのかと思います。努力描写が少ないのは矢口作品だし、そのおかげでテンポ感がうまれるから必ず入れろ!とも言えないです。

作品が異なりますが、楽器をかじった経験のある私としては「スウィングガールズ」の劇中期間内での上達振り(特にスーパー駐車場での演奏シーン)に(;´Д`)アリエネとなったり、最後のコンクールで上達した演奏に至るまでの努力描写が少なく唐突にうまくなってる感満載だったなと思います。かといって空港での1日を描いた『ハッピーフライト』は、場面転換は多々あるけど同じ1日の出来事でテンポ感が悪いと思います。物語が展開を見せる中盤まで、間延びしている印象しかないです。1日を丁寧に描いてもダメ。かといって、かいつまんで夏から冬を描いても足りない。

そう考えると本作の『ウッジョブ』は矢口作品の中でも絶妙なバランスなのかなぁとか思ったりもしました。

研修中の勇気の止血の際、手ぬぐい巻いてくれたヤンキーの彼。ああいうやつ好きだ。その辺の友情描写も少し欲しかったりして・・・。

まっ所詮、映画撮ったことのないやつが勝手に言ってる戯言なんですけどねヽ(´ー`)ノサーセン

 

急なファンタジー感

 中盤過ぎくらいに村で『ある』騒動が起きるのですが、解決される方法が奇跡的な・・・まぁ超常現象です。理解はしましたが、ここ正直ついていけませんでした(´・ω・`) ショボーン

 

あーだこーだ言ってきましたが・・・

今作は笑って、泣ける!人が自然に生かされてると再確認する。人と自然の共存とは何かを考えさせられる。

いい娯楽映画だった!

同じ原作者でも(先日レビューした舟を編む)映像化する監督が違うとこんなに印象が違うんだなとつくづく思った。

 おすすめです!

おわり

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

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