ここらで「河童のクゥと夏休み」見たってよ
映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(“映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん"見たってよ - ryoブログ)が大ヒット上映中だが、クレヨンしんちゃんつながりということで・・・。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の監督でお馴染み。原恵一監督作。
河童のクゥと夏休み見ました!
WFAC 2008 Trailer-Summer Days with Coo :- 河童のク ...
監督原恵一
脚本原恵一
原作木暮正夫
音楽若草恵
撮影箭内光一
編集小島俊彦
原監督・・・、あなたという人は。
泣き殺しさせる気ですか?
ややネタバレでいくので、未見の方はすぐに近くのレンタルショップへ!
ちなみにwikiには完全ネタバレが書いてあるので載せません!
よかったところ
・子供向けだけど子供だましではない
オトナ帝国の逆襲でも見せた手腕(後日レビューしたいと思います)が本作でもいかんなく発揮されています!
物語の最初から『子供向けだけど子供だましではない』という意思表示のごとく死が描かれます。暗喩的にではなく、明確に死が描かれます。しかも、冒頭の1度ならず2度3度。最初はクゥの父。2度めは犬。最後はカラス。しかも、どれも悲惨な死に様でカラスにいたっては木っ端微塵に爆発。ベジータにやられたキュイの汚い花火のよう。(DBコミック21巻より)
この覚悟!
萌豚(||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホ・・・失礼
アニメ好きで声優がどーとか言う奴は、まさか本作も当然見てるんだろうな(・Д・#)アン?(声優とかよく知らんし)
・ストーリーテリングのうまさ
簡単に言うとこの話は、人とは違う異形のものとの交流。有名なところでいうとETですね。
しかし、この交流というか友情の構築は序盤でスマートに描くに留める。中盤では、河童という異形の存在に右往左往する人を描きます。マスコミや主人公の康一の同級生のリアクション。人の悪意や好奇心の浅ましさがコレデモかと描かれているのです。人間の業というか何と言うか。人種差別と同じです。遠くのほうで小さな声で「キモッ」と聞こえたりするのがリアルです。
そして、この異形のものとの交流に付きものなのが別れ。後半25分で別れが丁寧に描かれるのです。涙で溺れ死ぬ(/ヘ ̄、)
・康一の成長
小学生ならではの虚栄心や、女子にいじわるしたり。そんな康一もひと夏に3つの別れを経験します。ペット、初恋、兄弟のような親友のようなクゥとの別れ。この3つの別れを経験した康一の顔は、物語り始めの顔とは別人のようです。
・幕引きのかっこよさ
最後はクゥの一言で終わるのですが・・・最後まで泣かせないで!
これしか言えません。
ダメなところ
ダメなところはないのですが、引っかかった所をあえて挙げるのであれば2点。
・犬の扱い
最後犬の扱いがちょっと・・・。目的の途中だったからといえど、端に寄せたり何か被せたり。それくらいの思いやりを表現して欲しかった。もしかして原監督、犬が嫌いなのかペットを飼ったことがないのかな・・・。
・クゥ以外のキャラの見た目
どうもかわいくない。印象に残らない顔というか、何と言うか。見た目に魅力がないというか。
しかし、そんなんどうでもいいです!
いいもん見た!オススメです!
おわり
次回予告
同じく原恵一監督のカラフルをレビューします