ryoブログ

映画や漫画に対して、140字では語りつくせない思いをたれ流していきます

ここらで「河童のクゥと夏休み」見たってよ

映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(“映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん"見たってよ - ryoブログ)が大ヒット上映中だが、クレヨンしんちゃんつながりということで・・・。

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の監督でお馴染み。原恵一監督作。

河童のクゥと夏休み見ました!


WFAC 2008 Trailer-Summer Days with Coo :- 河童のク ...

監督原恵一

脚本原恵一

原作木暮正夫

音楽若草恵

撮影箭内光一

編集小島俊彦

原監督・・・、あなたという人は。

泣き殺しさせる気ですか?

ややネタバレでいくので、未見の方はすぐに近くのレンタルショップへ!

ちなみにwikiには完全ネタバレが書いてあるので載せません!

 

よかったところ

・子供向けだけど子供だましではない

オトナ帝国の逆襲でも見せた手腕(後日レビューしたいと思います)が本作でもいかんなく発揮されています!

物語の最初から『子供向けだけど子供だましではない』という意思表示のごとくが描かれます。暗喩的にではなく、明確に死が描かれます。しかも、冒頭の1度ならず2度3度。最初はクゥの父。2度めは犬。最後はカラス。しかも、どれも悲惨な死に様でカラスにいたっては木っ端微塵に爆発。ベジータにやられたキュイの汚い花火のよう。(DBコミック21巻より)

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この覚悟!

萌豚(||´Д`)o=3=3=3 ゴホゴホ・・・失礼

アニメ好きで声優がどーとか言う奴は、まさか本作も当然見てるんだろうな(・Д・#)アン?(声優とかよく知らんし)

 

・ストーリーテリングのうまさ

簡単に言うとこの話は、人とは違う異形のものとの交流。有名なところでいうとETですね。


ブルーレイ『E.T.』予告編映像 - YouTube

 

しかし、この交流というか友情の構築は序盤でスマートに描くに留める。中盤では、河童という異形の存在に右往左往する人を描きます。マスコミや主人公の康一の同級生のリアクション。人の悪意や好奇心の浅ましさがコレデモかと描かれているのです。人間の業というか何と言うか。人種差別と同じです。遠くのほうで小さな声で「キモッ」と聞こえたりするのがリアルです。

そして、この異形のものとの交流に付きものなのが別れ。後半25分で別れが丁寧に描かれるのです。涙で溺れ死ぬ(/ヘ ̄、)

 

・康一の成長

小学生ならではの虚栄心や、女子にいじわるしたり。そんな康一もひと夏に3つの別れを経験します。ペット、初恋、兄弟のような親友のようなクゥとの別れ。この3つの別れを経験した康一の顔は、物語り始めの顔とは別人のようです。

 

・幕引きのかっこよさ

最後はクゥの一言で終わるのですが・・・最後まで泣かせないで!

これしか言えません。

 

ダメなところ

ダメなところはないのですが、引っかかった所をあえて挙げるのであれば2点。

・犬の扱い

最後犬の扱いがちょっと・・・。目的の途中だったからといえど、端に寄せたり何か被せたり。それくらいの思いやりを表現して欲しかった。もしかして原監督、犬が嫌いなのかペットを飼ったことがないのかな・・・。

 

・クゥ以外のキャラの見た目

どうもかわいくない。印象に残らない顔というか、何と言うか。見た目に魅力がないというか。

 

しかし、そんなんどうでもいいです!

いいもん見た!オススメです!

おわり

 

次回予告

同じく原恵一監督のカラフルをレビューします

 

河童のクゥと夏休み 【通常版】 [DVD]

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