「二十四の瞳」見たってよ
さて、唐突に昔の映画。
先日の第三の男(The Third man)を見たってよ でも扱ったんですが、普段では名作だと知っていてもなかなか見るきっかけがないものです。
しかし見よう、見てみたいと思えるきっかけがあるのです。
それが
TBS RADIO 954 kHz │ 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!
です。(詳しい企画内容は番組HPをチェックしてください)
第三の男も、この番組の影響です。
余談ですが・・・
私は、根っからのTBSラジオリスナーで、映画が好きになったのも数年前から聞いていたタマフルのライムスター宇多丸さんの影響でもあります。
要は、便乗企画です!(断言
好きな番組の企画に乗っかり、自分もあーだこーだ言おうというものです。
で、今回は「二十四の瞳」
映画『二十四の瞳』オリジナル予告編(橋口亮輔監督) - YouTube
映画についての概要は
「瀬戸内海べりの一寒村」を舞台に、女学校を出て赴任した女性教師と、その年、小学校に入学した12人の生徒のふれあいを軸に、日本が第二次世界大戦を突き進んだ歴史のうねりに、否応なく飲み込まれていくこの教師と生徒たちの苦難や悲劇を通し、戦争の悲壮さを描いた作品である。
1928年(昭和3年)から1946年(昭和21年)まで、すなわち、昭和の戦前期、終戦、その翌年まで、18年間が描かれている。
小説の舞台は、壺井栄が、その冒頭で「瀬戸内海べりの一寒村」としている。そして、全ページを通じて、一切、舞台の具体的な地名は出てこない。
しかし、映画・テレビをあわせて9回映像化された際、原作者壺井栄の故郷が香川県小豆島であることから、これら映像作品では、物語の舞台を「小豆島」と設定した。
これにより、「二十四の瞳」と、原作にはない「小豆島」の2つが結びついて広く認識されるようになった。
正直、wikipediaのあらすじにストーリーがほぼほぼ書いてあるので、気になる方はwikiをチェックしてください。
今回の二十四の瞳を推薦したのはTBSアナウンサーの小林遥アナウンサー。
小林アナウンサーが薦めるにあたってのオススメポイント、通称「ここ見てポイント」は・・・
・高峰秀子さんの演技の凄さ
・子供達12人の一人一人の顔
・みんなで撮った写真
・高峰秀子さんは本当に美しく、特殊メイクもない時代に一人で20代前半から30代後半を演じてしまう凄さと、本当にその歳に見えてくるから不思議です。
・小林アナが言っていた通り、本当に数年かけて撮ったのでは?と思ってしまうキャスティングです。その手法はお見事としか言えず、子供一人ひとりがいい意味で凡庸な市民の顔をしていて芦田愛菜ちゃんに代表されるような、近年のスター性を帯びた子供が一人もいません。そこが凄く好印象で作品の現実感を増しています。
・"写真"に限らず"歌"だったり"自転車"が出てくると、作品の中での過去と現在が一瞬で結びつき虚しさ・儚さ・切なさ・愛おしさ、様々な感情が湧いてきます。
松竹映画 「 二十四の瞳 」 仰げば尊し - YouTube
いい映画です。本当に名作と語り継がれるのは分かります!
が、しかし・・・
な、長い・・・!
全部で2時間30分かかります。
この話を語るには短いし、お見事とという手際のよさで必要最低限の長さなのは分かります。むしろ、2時間半でよくぞここまでと思います。
しかし、私の中で上映時間も映画評価の1つで、できれば長くても90分がベストです。(中には時間がたつのも忘れて見てしまうのもあるのですが)
個人的にですが・・・
短くかつ濃密でエキセントリックな映画の代表(80分の映画です)
長くても見てしまう代表(約4時間の映画です)
あーだこーだ言いましたがいい映画だと思います。戦争の無常さを遠回りかと思いきや最短距離で訴える作品だと思います。
さて今週金曜日15時から「あれ見たよ編」ということで、伊集院光さんや推薦人の小林アナがこの映画についてコメントするのでお時間ある方はぜひ!
ちなみにポッドキャスト配信があったり、するので是非!
某動画サイトにも過去の分があったり・・・(コソッ
ちなみにポッドキャストは「あれ見たよ編」の放送があると配信が終了してしまいます。
ちなみに、この便乗企画。もちろん宇多丸さんオススメの「ハッスル&フロウ」も放送日(4月18日)までに見てあーだこーだ言おうと思います。
おわり