2015年、映画館で見た映画に個人的にランク付けするってよ
お久しぶりです。
2015年、人生で一番映画館で映画見ました。こういう総括的な記事は年明け前に書くべきなのですが、そこはご愛嬌(つω`*)テヘペロ
進撃後編の記事も途中まで書いていたのですが、なんか萎えちゃいましてね・・ええ、まぁね。気が向いたら書きます。
では、本題。
このランキングのルール
- 2015年に劇場で見た映画(全国公開が2014年も含む。ただし午前10時の映画祭は除く。)
至ってシンプル!
2015年は、上記のルールで66本見ました。しかも好きな映画は、何回も劇場に足を運ぶ癖があるので延べで言うと75本くらいは見てることになります。これは自分の中で初めて(`・ω・´)
こんなの初めて~~ヽ(´∀`)ノ
しかも昨年はIMAXやら4Dやら次世代型シアターも体験できて充実していました。
しかし100本見るというのは地方の場合難しいですね。シネコンでかかる映画はだいたい同じだし。文化不毛地帯の名も伊達ではないですね、はい。
まぁ、こまけぇこたぁいいんだよ('A`)y-~
では勝手に自分の中の1~10までどうぞ!
1.マッドマックスFR
2.キングスマン
3.SWep7
4.はじまりのうた
5.アントマン
6.セッション
7.MI5
8.6才のボクが、大人になるまで
9.君はいい子
10.インサイド・ヘッド
1は文句なし。このカルト映画の代表である本作が旧作みたいに野郎共だけではなく、お姉さん女の子達も巻き込んだヒットなのにも興味深いし、こんだけ公開からすぐにカルト化していて大ヒットはヒットなのだけれど、観客の熱量の割りには興行収入的にはさほどでもないのにも興味深い。しかもこういう「オレ達の映画」が臨界点を越えて芸術(アート)化してしまってるのもおもしろい。獲るかどうかは別として、アカデミー賞10部門ノミネート。こんなこともあるものですね。美術賞は取るとして、なぜ主演女優賞にフュリオサ大隊長様を演じたシャーリーズ・セロンの名がないのだろうか(´・ω・`)
もう、訳ワカランが秘宝で言うところの完全優勝です、はい。
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』予告1【HD】2015年6月20日公開
2はバカで楽しかった。
3はネタバレがあるため公開が終わってからでも記事を書きたいと思いますが、初日初回の祭りにも参加できたし、本当に色々グッときたというか気づかされました。
4は序盤のライブハウスシーンでやられました。録音風景とかも最高です。音楽も素敵で、サントラ買いました。
5は色々センス・オブ・ワンダーでギャグも楽しくて最高でした。最後インターステラーかい、というのもありますが。
6はザ・エンターテインメント。フレッチャー最高!「Not my f××kin' tempo!!!!!」
7はトム・クルーズの常軌を逸したスタント最高。チーム感も最高。
8は、そのどうかしている企画を実現したのに驚愕だし、映画として昇華しているのに脱帽。
9は本当に夢中になって見てしまいました。ラストのあるCG演出とかあざといとも思うけど、子役も含めて出ている役者さんが皆素晴らしかった。終盤の尾野真千子演じる母の娘がしでかしてしまう行為に、思わず声を上げてしまうくらい夢中でした。
10は中盤くらいまでヨロコビが持ってるアレをあーした解決するんじゃねーの?とかイライラして見てたんですが、終盤のあるキャラのある行為や話の結論に号泣メンでした。映像クオリティーは言うまでもなく、久々にピクサーにやられました。
では、11~20
11.チャッピー
12.進撃の巨人前編
13.私たちのハァハァ
14.海街diary
15.ピッチパーフェクト
16.野火
17.レッドファミリー
18.アメリカンスナイパー
19.龍三と七人の子分
20.バケモノの子
ここは2015年で数少ないレビューした作品がランクイン。12の進撃前編の私の言い訳・・・(||′д`)o=3=3ゴホゴホ 思いを綴っています。
maskedrider-ryo.hatenablog.com
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この中で取り上げるなら、13のわたしたちのハァハァは想定外にやられました。当時の率直な感想を私のtwitterから引用します。
私たちのハァハァ見た 自分は女子高生ではなかったし、クリープハイプも分からないし、今の子みたいなTwitterやLINEも使えてない。 共通項がないのに、最後は泣けてきた
— ryo (@memetaajojo) 2015, 9月 30
彼女達のように何かをひたむきに好きなこと、その好きなものの見てる方向性が異なることによる不和。 高校生という無敵感を共有できたり、ぶつかってでも意見を言える友達。 若さとは振り返らないことと誰かが言ってたけど、ひたむきに突っ走る彼女達が羨ましくなったのだと思う #私たちのハァハァ
— ryo (@memetaajojo) 2015, 9月 30
20には入らなかったけど、素晴らしい作品は他にもコードネームU.N.C.L.Eもあったし、ジョン・ウィックの銃の撃ち方や殺し屋業界の設定もよかったし、クーデターはハラハラしたしリアル鬼ごっこもザ・園子温でよかったです。
ワースト5もついでに発表。皆さんが不幸な時間を過ごしませぬように・・・。
ワースト5.イニシエーションラブ
同率ワースト5.プリデスティネーション
ワースト4.DB復活のF
ワースト3.牙狼 GOLD STORM
ワースト1.海月姫
これらについては、特に言うことはありません。
2015年はワイスピやMIや007などの人気シリーズもあり、マッドマックス・ジュラシックワールド・ターミネーター、ロッキーの続編のクリードの1900何年ですかという作品が並び、極めつけはスターウォーズ!!
作品がかなり強い1年で満腹でした!
2016年はどうなることやら。
2016年とりあえず必ず見たい作品達をざっと紹介します。
スパイ映画にハズレなし。エージェント・ウルトラ楽しみです。
1/23公開!映画『エージェント・ウルトラ』本編映像~覚醒、その後~
リドリー・スコット監督最新作。前作、エクソダスはガッカリ感が凄かったけど今作はどうだろうか。
アカデミー賞最有力のレヴェナントもあります。
主演:レオナルド・ディカプリオ×音楽:坂本龍一、『レヴェナント:蘇えりし者』予告編
タランティーノ最新作もあります。
THE HATEFUL EIGHT trailer by Mayo Movie World
MCUもフェイズ3に突入
バットマンVSスーパーマンもあるし、DCのスピンオフのスーサイド・スクワッドもある。Xメンアポカリプス、Xメンスピンオフのデッドプールもある。
進撃の巨人の雪辱なるか。ヱヴァ放置の庵野監督と特技監督樋口監督タッグのゴジラもある。
多部ちゃん版あやしい彼女も楽しみ。
2016年も楽しめそうだけど、今年ほど熱狂的に好きな作品と出会えるだろうか・・・(´・ω・`)
そういえば、今年になってクリードを見たのですが最高!!昨年見てたらベスト5には100%入る作品でした。
ロッキーは1作目しかちゃんと見たことないけれど、最後の試合のくだりはずっと画面が滲んで見えねえよ(´ノω;`)状態でした。
ロッキーを劇場でずっと見てきたファンが見たら涙で溺れ死んでいることでしょう。
おかげで、毎日ロッキーのサントラ聞いてます(`・ω・´)
これからロッキーシリーズをプリクエル方式で楽しんで見たいと思います。
するかしないかの人生の選択で、「する」を選択した勇気ある人々の物語ですという名解説もぜひ堪能してください。
ちなみに今月の秘宝は2015年のベスト&トホホ映画ランキング
著名人の方々のランキングがおもしろい!なにより表紙が最高にかっこいい!!
これは昨年亡くなった生頼先生のマッドマックス2の絵へのオマージュみたいです。
今度の秘宝の表紙激アツじゃないですか!! 秘宝の表紙、おそらく長野剛先生の絵だと思うんだけど、故生頼範義先生の「マッドマックス2」のポスターと真逆になってる…。 かっこいいオマージュだわこれは。 pic.twitter.com/fyMYZ5gvGP
— べすた@今日からハンソロ (@pacific_boy525) 2016, 1月 19
かっこよすぎる!!
V8!V8!V8!V8!
おわり
”キングスマン”見たってよ(ネタバレなし)
今回は、とりあえず四の五の言わず見て欲しいのでネタバレなしで書きます!
なので中身は何もありません(`・ω・´)!!
ほとぼりが冷めたらネタバレありのレビューします。
あらすじ
表向きは高級スーツ店だが実は世界最強のスパイ組織「キングスマン」で活躍する主人公ハリー・ハートをファースが演じ、ハリーに教えをこう若きスパイのエグジーに、新星タロン・エガートンが扮する。その他、マイケル・ケイン、マーク・ストロング、サミュエル・L・ジャクソンらが共演。ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているハリー。ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになる。ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたエグジーをキングスマンの候補生に抜擢する。一方その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタインが、前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。
監督 マシュー・ボーン
製作 マシュー・ボーン、デビッド・リード、アダム・ボーリング
製作総指揮 マーク・ミラー原作 マーク・ミラー、デイブ・ギボンズ
脚本 ジェーン・ゴールドマン
キャスト
コリン・ファース、マイケル・ケイン、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ソフィア・ブテラ、サミュエル・L・ジャクソン、、マーク・ハミル原題 Kingsman: The Secret Service
製作年 2014年
製作国 イギリス
配給 KADOKAWA
上映時間 129分
映倫区分 R15+
最高すぎる!!
やってくれたぜ!
さすが、オレたちのマシュー・ヴォーン!!
MANNERS MAKETH MAN
地元劇場のスタンディーもいい!!
ガンブレラ!!(C)映画秘宝
アイテムや、この映画を見た方の熱量はパンフレットよりも秘宝10月号のが充実していたりして・・・
とりあえず、見てください!(としか言えません)
見れば分かります!!間違いない(`・ω・´)
映画を劇場に行って見ることを苦とも思わない方なら、1000%楽しめること請負です!
というか、予告見たら分かりますよね?楽しい映画だって。
自分は楽しいだろうなぁ~と思って見に行ったら、超絶楽しかったです!
ここ、こうなんだぁ、もっとブラッシュアップできなかったかなぁと思うところが100点満点中80点の所もないわけじゃないですが、他がいわゆる5億点がでまくりなので
超最高です!!
劇場で見られるうちに、できる限り見ましょう!
初週に2回見た私ですが、あと何回見られるかな・・・
さて本日は進撃の巨人後編公開日。
地元の初回を見に行く予定です。
不穏な噂が聞こえなくもないですが、自分の目で見たものを信じます。
悪い意味でのエンド オブ ザ ワールドになっていないことを祈ります。
おわり
東京行ったってよ[進撃の巨人 MX4D上映見たってよ]
さて。
誰に求められてるわけでもない、この[東京シリーズ]もラストです。
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時系列的には最初の[進撃の巨人 MX4D]鑑賞です。
まず体感型シアターである、この手のもの違いをさらりと。
4DXとMX4Dの違いは、以下のリンクが非常によくまとまっているのでリンクを貼らせていただきます。
他にもD-BOXというのがありまして、こちらはシンプルで座席が動くというギミックのみになっています。(2015/9/11時点)
体感型シアターシステムは初めてでして、そんな初体験に選んだ作品は・・・もちろん
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
世間の不評は御承知の通りですが、私の思いはこちらに。
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選んだ劇場は、あのTOHOシネマズ新宿
歌舞伎町の中にあるのですが、新宿は何回か行ったことありますが歌舞伎町方面というかアルタ方面というか、そっちは初めてでした。
まず感動したのは、歌舞伎町一番街のアーケードがある道路に面した店の並び。ドンキもあるし、これって・・・
神室町じゃん!!と龍が如くファンである自分は、この時点でガンあがりでしたヾ(・ω・)ノ
自意識が邪魔をして、写真は撮れませんでしたが(´・ω・`)
でも、これは撮りました!
話題になったゴジラがお出迎え(*゚Д゚*)
入り口のエスカレーターを上がったところです
劇場内ロビーはキングスマンのバナーがありました(*´∀`)
キングスマン、公開初日に見ましたが最高すぎました!これは、また後日。
シアター入場口の一角。
MX4Dレポート
・入場前
入場は、色々ギミックがあるせいか少し押しました。
椅子が動くのでトレイが使えないこと、ひざに乗らない荷物はコインロッカーに入れる旨を一回一回伝えるスタッフの方々。
たいへんだなぁ(´・ω・`)
私の後方で、既にMX4Dを体験している人が未体験の友達に「けっこぉ動くよ」「思ってるより水くるよぉ」など、待ってるときはアトラクションに並んでるときに似ています。初めてスプラッシュマウンテンに並んでるときを思い出しました。
・入場、鑑賞
椅子はかなりごつく、そのため座席数は少なめ。鑑賞日は平日だったのに、朝の時点でジュラシックワールドMX4Dは全て完売していました。
で、鑑賞。
役者の近くでバイクが通ったり、役者が転んだりするたびに揺れる。風が来る。
花を持った女の子が歩いたり、燃えるとプシュッと何か分かりませんが、くせー臭いがかかります(´-ω-`)クセェ
巨人が歩くのに合わせて椅子は突き上げられるは、大砲を撃つとストロボが発光するは、シアター前の3ヶ所からスモークがフワッと出ました。フワッと。
巨人の初捕食シーンで飛び散る血しぶき、シュッと想像以上の水が右側から飛んできて、けっこうビビリました。後方の女性は「キャァッ」と悲鳴をあげていましたニヤ(・∀・)ニヤ
立体起動装置で空中を飛び回るときには、風がヒューヒューきて臨場感があってよかったです。
その後は血しぶきが飛ぶたびに、シュッシュシュッシュと水が飛んできました。ラストは水祭りです。隣のおじさんは、顔ぬぐっていました(´・ω・`)
自分ももぉいいよ( -ω-)となるくらい、顔がビシャビシャでした。
このPG12版のPVいいよなぁ(ただ、前編のネタバレ感も強いので映画未見の方は見ないで欲しかったりします)
・MX4Dを鑑賞して
椅子の動き、風、水は体験型として非常に効果的で作品によると思いますが、進撃の巨人に合っていると思います。ぜひMADMAXもMX4D見たかった!
ただ、においは1種類で何だか臭いだけだし、ストロボもスモークもしょぼくて、これはあんまり意味がないなぁとも思いました。これが改善されたら、さらに体験型シアターもより楽しめると思います。
ただ最初からMX4D鑑賞はオススメできません。ギミックに気がとられて、スクリーンの情報が入ってこなかったりしました。2回目以降の違った楽しみをするのにオススメです!
映画としては3回目の鑑賞でアレだったんですが、やっぱり巨人最高!エレン巨人フォ~!で楽しかったんです。しかし、やっぱりセリフだったりおかしい所はおかしいかなと。コンバットRECさんのツイートが的を獲ていると思います。
昨日、縁あって「進撃の巨人」前編を鑑賞。巨人が人間を襲うシーンはカット割り、カメラワークともに素晴らしかったが、厨二っぽい台詞と芝居がアレで観るのが辛いという、なんとも勿体無い映画。アニメならともかく、生身の人間にああいう台詞や芝居をやらせるのは無理があるんじゃないかと。
— コンバットREC (@combat_rec) 2015, 9月 2
その昔、ドラマ部分は実写で戦闘シーンのみアニメで表現する「プロレスの星 アステカイザー」という作品がありましたが、「進撃の巨人」は戦闘シーンは実写で人間ドラマ部分のみアニメで表現する「逆アステカイザー方式」にすれば、もっと良い作品になったんじゃないかと思いました。冗談じゃなく。
— コンバットREC (@combat_rec) 2015, 9月 2
冒頭の巨人襲来シーンはホント良かったので「巨神兵東京に現わる」みたいな短編作品だったらストレスなく楽しめたんじゃないかと思ったり。巨人が人間を食らうシーンのみの短編。
— コンバットREC (@combat_rec) 2015, 9月 2
全員に立体機動やらせる予算がなかったのかもですが、最後の巨人襲来シーンでみんな棒立ちで傍観者になってるのはもうちょっとやりようあったんじゃないかと思いました。あれは醒める。反対に斧デブは活躍し過ぎ。斧持った柔道家が100人いれば巨人とか楽勝で殲滅できる気がしました。
— コンバットREC (@combat_rec) 2015, 9月 2
良いところと悪いところの異常な落差、という意味では「こんなの初めて」な映画でした。
— コンバットREC (@combat_rec) 2015, 9月 2
でも、
私は好きです、この映画!
そして・・・・
9月19日(土)からは
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
公開です。
作品が違う意味で エンド オブ ザ ワールドしてたらドウシヨウ(´・ω・`)と不安もないわけじゃないですが・・・予告の石原さとみ演じるハンジの絶叫しているセリフとかコント感が・・・
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」予告 ...
というか、後編見る前に見とこうと思いdTVのオリジナルドラマ進撃の巨人 反撃の狼煙を見たのですが、これがどうしようもなくて・・・(´・ω・`)
ハンジに捕らえられた巨人の造形だったり、リル役の武田梨奈さんのジャッキー的な食堂アクションは楽しかったのですがね・・・。
この3話めのリルの話が本当にしょーもなかったりして。
もぅ予告動画とかも貼りたくないくらいクソでした。ダメな地上波深夜ドラマみたいな感じだったり、変なギャグだかなんだか分からないようなやつとか。
この映画の問題点て、脚本の渡辺雄介氏(自分が悪い意味でヤバイと思っている映画ばかり脚本を手がけている)なのではと思ってしまうほど。反撃の狼煙は見ないことをオススメします。
話を戻します。
それでも映画のほうは期待しています!町山さんは謎は全部回収するって言ってたし、それがわずか88分に詰まっているのだから、濃密なノンストップ作品になっているはず!
まだ見ていない方は前編見て、後編を待ちましょう(`・ω・´)
つまり、こういうことです
世間が何と言おうと、でも、見るんだよ!
おわり
東京行ったってよ[バケモノの子展、参加したってよ]
細田守監督最新作、バケモノの子の公開に合わせて舞台となった渋谷ではこんなステキな催し物が行われています。
細田守ファンとしては『行くっきゃない!』的なイベントなのですが、終了間際になってしまいましたが、やっといくことができました!
東京へいく経緯は先日の通りなのですが
まずヒカリエという場所。
渋谷という所ですら、ダセー田舎者にとってはハードルの高いのはさることながら、渋谷ヒカリエ・・・。
個人的には青山、表参道、六本木並みに不釣合いも甚だしいシャレオツスポット・・・。
勇気を出して突入(`・ω・´)!
渋谷駅から繋がるヒカリエ入り口は、こんな感じでおで向かえ。
何か、オラ、ワクワクしてくっぞ!
てな具合で9階へ。
9階は、それはもう素晴らしい見晴らしで。なぜ写真を撮らなかったんでしょうか(´・ω・`)
それはね、田舎者とバカにされたくなかったからだよ。。。ではなくて
目の前にこれがあるからだ!
(うん。ブレてる!)
はやる心を抑え入場~
場内は一部を除いて、ほぼ写真撮影オッケーという良心的というか、現代のマーケティングをよくわかっているという使用。
まずは最新作『バケモノの子』の等身大パネルでお出迎え。
若い女の子の集団は、係りのお姉さんに「写真撮ってください!」とか言ってたけど、30になった1人できたおじさんはそんな勇気を持ち合わせていませんよ、ええ、もちろん。
次はこの通路で細田守作品の世界に入っていくという『わかってる』仕組み。
通路を通るたびに、細田作品のタイトルと作中の印象的なセリフに囲まれた通路を通っていく。
道中は、時かけで時間を刻む「ピッ、ピッ、ピッ」という電子音が鳴り響いていて、この通路黒に赤字というのも『時かけ』モチーフでして、まぁアガりますよね。
そこを抜けると絵コンテの海でした。
天上や壁には絵コンテの複製があり、ケースの中には細田監督直筆の本物の絵コンテも。これも撮影オッケーと言う親切設計(〃´∀`)
その次は、アニメの線画の等身大パネルのコーナー
『時をかける少女』
真琴と千昭
背景の貞元義行のキャラクタースケッチもいいですよね~
次のアニメの原画や背景関係のコーナーは撮影禁止。
小学生くらいの女の子は、その線画を熱心に模写してたりして、日本のアニメ業界の未来も安泰だなと思ったりなんだり。
で、そこを抜けるとOZの空間があったり
その後はチコが待っていたかと思うと
九太がさ迷った花瓶の間がありーの
渋天街が待ってました。
熊徹の家の近くの印象的な壁画があったりしました
その次は体験エリア。
おおかみこどもの柱があったり、サマーウォーズの「よろしくお願いしまぁぁあす!」が体験できるコーナーがあったり。
1人で参加のおじさんは中々勇気がいるもの。
ただこれはやりたかった・・・。
千昭の「未来で待ってる」
中々1人だと勇気がいるものですよ。
女の子3人組みは「写真とって~」とかやっていざ前に立つと「キャ~!」とかやってたり、カップルはキャッキャッウフフやってるし・・・(´・ω・`)
やろうかどうか、周辺を5分以上ウロウロ
(´・ω・)( ´・ω)( )(ω・` )(・ω・`)
(`・ω・´)キリッ
「男にはなぁ、やらなきゃいけないときがあるんだよ」
いざ、勇気をだして千昭の前に立ちました。
身長は同じくらいで、顔もきちんと造形されたりして。顔も前に立つと近い。
ちょっと待つと・・・
「未来で待ってる」
と声がするとともに、背景が夕日のオレンジ色に。たまに「オレと付き合えば」とかいってくれたり・・・(〃ノ∀`〃)
満足です!
その後の物販で散財したのは、いうまでもありません。
できることなら、序盤の入場特典のフィルムも欲しかったなぁとかおもったりして・・・。
まだ今月末8月30日(日)までやっています。
細田作品ファンなら、必ず行くことをオススメです!
おわり
東京行ったってよ[野火、見たってよ編]
先日、休みを利用して東京に行ってきました。
2年ぶりぐらいの東京は、相も変わらず多くの人でクラクラきました(´・ω・`)
目的は3つ。
1.TOHOシネマズ新宿で『進撃の巨人前編』のMX4D鑑賞
2.渋谷でバケモノの子展参加
3.渋谷ユーロスペースで『野火』鑑賞
時系列で言うとこの順番です。けっこうタイトでした。
今回は時間軸では最後の『野火』について書きます。1.2は、後日また書きます。
映画『野火』 Fires on the Plain 予告編 - YouTube
あらすじ
日本軍の敗北が濃厚となった第二次世界大戦末期のフィリピン戦線。結核を患った田村一等兵は部隊を追放され、野戦病院へと送られる。しかし、野戦病院では食糧不足を理由に田村の入院を拒絶。再び舞い戻った部隊からも入隊を拒否されてしまう。空腹と孤独と戦いながら、レイテ島の暑さの中をさまよい続ける田村は、かつての仲間たちと再会する。戦場という異常な空間で極限状態に追い込まれた人間たちが描かれる。
スタッフ
監督 塚本晋也製作 塚本晋也
脚本、撮影、編集 塚本晋也
原作 大岡昇平
キャスト
塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也、森優作、中村優子、山本浩司製作年 2014年
製作国 日本
配給 海獣シアター
上映時間 87分
映倫区分 PG12
今作を見るきっかけは、もちろんこの番組。
今週の対象作品だったし、東京行くならこの辺じゃ見られない映画を見たいじゃないですか(`・ω・´)
で、決定!
ユーロスペースは渋谷の円山町にあるのですが、円山町といえば有名なラブホテル街。
iphoneという現代の最新機器を持っているのですが渋谷ヒカリエを後にし、109方面へ移動してからけっこう迷ってしまいました(´・ω・`)
ラブホテル街を行ったり、来たり(´・ω・)( ´・ω)( )(ω・` )(・ω・`)ウロウロ
本当にあるのかよー、と齢30になったばかりのおじさんがラブホテル街をウロウロすること10分弱。途中、熟年カップルとすれ違ったりなんだりした末に・・・
発見!!
一安心して、上映前の40分くらいで近くのイタリア料理屋に入りリゾット食いました。タバコ吸えてよかった( ´∀`)
で、本題です。
本作は・・・凄いものを見てしまった。
感覚としては、セデック・バレを見たときに似ています。
maskedrider-ryo.hatenablog.com
同名小説の映画化なのですが、本作以前に市川崑監督に撮られています。恥ずかしながら未見です。これを書いている時点で、レンタルで借りてきたので見たら比較した感想も追記したいと思います。(8/28追記しました)
原作小説も読んだことのない、教養のない私ですがつらつらと見た感想を書きます。
・印象的だったこと
1.音
ハエの羽音が耳から離れないほど印象的でした。轟々と劇場に鳴り響くハエの羽音は悪夢でした。なぜハエがいるかは、戦争映画ということを考えれば容易に想像できると思います。
2.人体欠損描写、死体描写
プライベートライアンの序盤がずっと続く感じ(というか、それ以上)です。
この映画、これでPG12なんだぜ・・・嘘みたいだろ。
これ見たら、映倫にかけ合って頑張ったという大好きな進撃の巨人ももっといけたんじゃないかと思ったりなんだりしました。
その辺に転がっている死体は、私が歴史の資料やNHKの戦争特集とかで見たことのある死体そのものとしか見えないようなものでした。死蝋化してたり、蛆が湧いてたり。
終盤辺りの一網打尽に銃撃されるシーンの凄惨さたるや・・・。
また、本作のレイテ島の戦いでの死亡原因の8割は病気、餓死。主人公達は飢え、人肉さえ食う状況です。
最後の田村一等兵、安田、永松の会話からのある展開がもう・・・。
悪夢です。
3.メッセージ
意図的に自然の美しし風景がインサートされ、極限状況にいる田村一等兵も思わず「美しい」と言ってしまうほどです。
もし自分が、おなじ環境にいて美しいと思えるのだろうか?
人が人を殺し、足元には死体。そんな地獄の状況でも、地球は相も変わらずただそこに存在します。人間の業の虚しさを感じました。
また、田村一等兵がジャングルの中寝ると悪夢にうなされるのですが、画面がグルグル回る中「また始まる、また始まる!」と叫ぶわけですが、これが現在の日本の状況に向けたセリフのようで印象的でした。
パンフレットを読んで
本作は塚本監督の鉄男から同じ『変身』をモチーフにしているみたいです。田村一等兵は戦争という極限状態の中で変貌していきます。
そして、本作は帰国後の田村一等兵の姿を描いています。
田村一等兵は食事をする際に狂人的に(何にか分かりませんが)拝み倒します。業を背負ってしまった人間の後姿。
帰国後、PTSDに悩まされたアメリカンスナイパーのクリスを思い出しました。
市川崑版『野火』(8/28追記)
基本構造は驚くほど(原作が同じなのだから、当然といえば当然なのですが)同じです。
市川版『野火』もそれはそれで、抑えた作風で目を見張る演出もありました。
ボロボロになった靴を行軍が履き替えていく様や、米軍の戦闘機から銃撃を受けた行軍は死んだフリをし、生き残ったもののみ立ち上がりのそのそ歩き出す後姿をずっと撮っている様など。
違いは人物の話し方などが塚本版がいい具合に現代的だったりします。
決定的な違いは、市川版が人が戦争で死ぬ様をうまくオブラートに包んでいるのに対して、塚本版はめをそむけたくなるほど剥き出しのまま描いています。
市川版の野火は田村一等兵は人肉食を行わなくてすむのですが、塚本版は不可抗力的に人肉食というタブーを行ってしまいます。そして、塚本版は帰国後の罪・業を背負って生き延びてしまった田村一等兵の姿を描いていました。
まとめ
もし、見られるのであれば劇場で見ることをオススメします。これは見てこそ伝わるものだし、見なきゃ分からないと思います。
戦争も大儀とか何とか言っても、ただの人と人の殺し合いに過ぎないのだと改めて実感しました。
オススメです!
後日談
クレジットで見て中村達也ってあって、映画見ていてまさかと思ったけど、そのまさかでした。彼、今は役者なんですかね?
BLANKEY JET CITY - 赤いタンバリン 1999.12.21 - YouTube
ユーロライブでは現在キューブリック作品を上映していました。
こういう楽しいイベントが、毎日そこら中でやってるんだもんなー、いいなぁー東京
(´・ω・`)
おわり
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前編」見たってよ
悔しい!という思いで書きます。ネタバレもあります。
あらすじ
100年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半が捕食され、文明は崩壊。生き延びた人々は巨大な壁を三重に築き、その中で暮らしていた。壁に守られた安寧とした生活に苛立ちを覚えるエレンは、まだ見ぬ外の世界を夢見ていたが、ある時、そんなエレンの目の前に人類の想定を超える超大型巨人が出現。壁の一部を破壊し、そこから巨人たちが町になだれ込んでくる。次々と巨人が人間を食らう地獄をからくも生き延びたエレンは、2年後、対巨人兵器の立体機動装置で武装した調査兵団の一員になっていた。調査兵団は壊された壁の修復作戦を決行するが……。
スタッフ
監督 樋口真嗣特撮監督 尾上克郎
原作 諫山創
脚本 渡辺雄介,町山智浩
キャスト
三浦春馬,長谷川博己,水原希子,本郷奏多,三浦貴大,桜庭ななみ,松尾諭,渡部秀,水崎綾女,武田梨奈,石原さとみ,ピエール瀧,國村隼
製作年 2015年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 98分
映倫区分 PG12
自分は初日に見に行って、最後のタイトルが出た瞬間ガッツポーズしてしまったし、後編の予告が終わった後のエンドクレジットが終わるまで震えましたよ。
勝った・・・!
って思いましたよ、正直。
やってやった!と。
文字通りGIANT KILLINGできてるよ!と。
これなら、漫画の実写化は成功としないとか、原作と設定が違うとか、リヴァイがいないとか言ってた人たちを黙らせられる!と。
で、上映から1週間が経とうとした今どうですか?
何?この不評の嵐・・・。
私は、断固として支持します!
個人的に良かった点
1.巨人の不気味さ
世間では「お笑い芸人に似ている」となんやかんや言われてるみたいですが、その辺にいそうな顔をした人がバリバリ『お腹満足』的に人を喰らうので最高でした。より巨人への恐怖をかきたてられました。
実際の生活で起きたら最低なことがスクリーン上で起こる・・・最低つまり最高ですよ。
昨年の寄生獣のようにPG12でここまでできたことは本当に素晴らしいと思います。規制、自粛でなんやかんやで厳しいこの時代に、子供が見たら悪夢を見そうなトラウマ映画を作ることができたことが見ていて誇らしかったし喜ばしかったです。
巨人初登場で兵士が100年の平和ボケで大砲の扱いもままならなかったり、「火薬の使用許可がおりていません!」とか目の前で起きていることを理解できずどうしようもないお役所人だったり。
逃げ惑う群衆の中にも、気が触れて歌い踊っている人がいたりして。
巨人は巨人で、詰め放題セールに群がるように人を掴み放題食い放題。
教会に逃げ込むも教会に残り続けた人は、さらなる地獄を味わうのは「ミスト」のようで、お約束のように扉の下から流れ出す血液。パニックホラー的で最高でしたよ。私は。
惜しむらくは、戦場のような巨人が暴れまくった街をフラフラと歩くエレンがその惨状にゲロ吐く描写とかもあったら、なお良しでした。あえて言うならね、あえて。
2.あらゆる特撮を駆使した映像
確かに立体起動装置での移動の背景との違和感とかは否めません。カメラを速く動かしたりして何とかスピード感を出しつつ、そこから気をそらそうともしていますが違和感は感じてしまいます。
だけど超大型巨人のCGじゃないの?というくらいのパペット。爆破。巨人達の特殊メイクやモーションキャプチャーを駆使したVFX。
実際に20m以上吊り上げたりして行われた、役者陣が体を張ったワイヤーアクション。
エレン巨人のスーツメーション(要は着ぐるみです)。CGではなく『実』を持った肉体だからこその迫力あるアクション。
最高だったんですけど・・・
エレンが巨人に捕食されて、食道を通るシーンや胃の中は昔ながらの画作りの感じがしました。巨人化したエレンが救出されるところはエイリアンのように粘膜に覆われてグビャ~って出てくるし。グビャ~って。
かわいくするとこんな感じ
世間では特撮オタクが騒いでるだけとか、言われてるみたいですけど血がたぎりましたよ。私は。
3.純粋なカタルシス
中盤までは巨人に食われてばかりの人間達。後半は立体起動装置でズバズバ倒して、少し光明が・・・と思いきやエレンは食われる。追い詰められるハンジ達。最強のカリスマ兵士のシキシマはどこにいるか分からないし、めっちゃ強いミカサの立体起動装置のガスはないはブレードも折れる。
絶・対・絶・命
からの・・・巨人の腹からドーーーーーン!と登場するエレン巨人。ウルトラマンのようにドーーーーン!と出てくる。そして・・・
大暴れ!
その暴れっぷりは暴走初号機だし、第4の壁突破演出であるレンズに血がつくというギミックまで。これでもかという爽快感!今までの鬱憤がこれでもかというほうど解放されました。
今まで戦いでも性でも中途半端に寸止めされてたエレンの怒りとリビドー大爆発という感じで最高でしたよ。
今までやられて、やられて、やられて、最後に圧倒的に勝つ。こんな純粋でシンプルなカタルシスを感じられる作り・・・見ていて爽快な気分になりませんか?
私は最高でした。
個人的に不満だったところ
1.リル役の武田梨奈さんやヒアナ役の水崎綾女さんのアクションが少ない
2.エレン役の三浦春馬さんが童貞に見えない
3.顔とか汚したりして、戦場の雰囲気をかもしているけど芸能人は歯が命と言わんばかりに歯が綺麗にホワイトニングされてる。
くらいですかね。
この作品の製作については秘宝やキネ旬を読んで欲しいんですが、批判的な人まぁ読まないでしょうがリンク下に置いときます。
脚本に関わった町山智浩さんのコメントも張っておきます。火曜たまむすび内でのコーナーです。
【必見】町山智浩 実写版「進撃の巨人 Attack On Titan」たまむすび - YouTube
様々な批判に対する考え
・リヴァイがシキシマ?
確かにシキシマは人気キャラのリヴァイがモチーフになっているのは間違いないです。ただリヴァイじゃないんですよね。町山さんが言うように、日本人がリヴァイを名乗るには説明が必要だし、ギャグになってしまう。
「だったら、設定も全部変えればいいじゃん。中途半端に設定残して主役キャラは名前一緒だし」となるわけですが、それを言われたら・・・。
でもさー、でもさー・・・。
ただリヴァイが旧約聖書に出るユダヤ人の名前だから変えた、リヴァイを名乗るには説明が必要という理由は、決してバカみたいではない!映画ってそういうものだから。
・エレンの戦う理由が変わってる
原作者の諌山創さんが非リア充であることをアイデンティティにしているように、この映画のエレンも鬱屈した若者になってて私はいいと思います。
仕事は長続きしない。喧嘩っ早い。童貞。
そのフラストレーションは、壁に囲まれていて出られないという閉塞感とシンクロしていると思います。
戦う理由も『母を失う』ということから『ミカサを失う』という具合になっています。漫画のように子供時代のエピソードがないので、ある程度成長した若者が「母さん、母さん」いうより恋心を抱いていたような幼馴染を失うほうが自然な気がします。
また童貞エレンが人妻のおっぱいモミモミに気をとられて油断した隙に、相手が巨人に食われてしまうという『未熟な若者の取り返しのつかない過ち』も今後のエレンに重い十字架を背負わせるのにいいエピソードだと思います。
心臓を捧げよの劇場の声が響く感じ、好きなシーンです
・恋愛要素が多くてなんだかなー
戦争等の日常の倫理や常識が崩壊した世界で人間に残るのは、動物的本能に根ざしたものだと思います。MADMAXでも『SURVIVE』ってありましたよね、イモータン・ジョー先生?
だから、死と隣り合わせの世界で生に通じる性を描くのは当然だと思うんですが。
先日の「海街diary」も長澤まさみのベッドのエロス(性)で始まり喪服であるタナトス(死)で終わりました。
ホラー映画で最初に脱ぐ女は、必ず死ぬというお約束もちゃんとありました。
水崎綾女さんのむっちりしたお尻のバックショットは、きっとあの映画を見に来た子供たちの性の目覚め的な意味でもトラウマ映画になるのではないでしょうか(ゝω・)
しかしシキシマとミカサができているのには笑えましたけど。初登場の戦闘のあと見詰め合ってて怪しい度100%でしたが、シキシマ齧ったリンゴを差し出され齧った部分を齧るというエロス。
童貞エレンは発狂。
このシーンは個人的に楽しかったんですけどね。
シキシマとミカサは肉体関係があるでしょうが、その本心はミカサの右手を見れば明らかですよね。
・大声を出すなと言うのに騒ぎすぎ
車内では車の音にまぎれているとして、確かにヒアナが「赤ん坊の声がする」とフラフラ歩いてく時は、小声だったけどそんな話していいのかなと。トラウマレベルの赤ん坊巨人見つけて叫んでからは喚きながら仲間達の元に逃げてくるし。
確かに軍法会議ものの大失態といわざるをえません。
隊長が食われるという犠牲出して、ヒアナがお咎めなしっていうのもね・・・。
ただ「叫ぶなら舌を噛み切れ!」とまで言っていた隊長が(←これを言っていたのはハンジでした、すいません2015/9/11追記)「大声出すなぁあ~!」と大声を出しながら巨人に食われるというギャグはお約束で好きですけど。
あと立体起動装置を使わず斧で戦うサンナギは、遠距離タイプのサシャがいるのだからパワータイプがいてもいいのかなと。ただ、巨人の腕を持って投げ飛ばした後の大絶叫は「大声出すな」といわれてるし、投げ飛ばされただけで動かない巨人にも??となるのも事実です。
遠距離のサシャ
パワーのサンナギ
・リルの特攻
自分もこれが分からなくて、なぜ残された貴重な火薬に火をつけ特攻したのか?うなじを削がないと倒せない巨人には無意味なのでは?仲間のことを考えられないくらい最愛の人を失い狂気に走ったということなのでしょうか?
まぁ車を奪うためにゲシゲシ蹴って「巨人は皆殺しだぁあ¥!」という一連の流れは楽しかったです。
・ミカサがなぜ巨人化したエレンに気づいたか意味不明
恐らくこの説明は後編にあると思います。決して愛の力とかそんなチープなことじゃないと思いますよ。シキシマもソウダも何か知っている風だったし。
これに関してあーだこーだ言うのは時期尚早だと思います。
まとめ
私はこの作品が大好きです
エンドタイトルの出し方とそれまで盛り上げていたBGMが一転、ゴジラ的な不穏な音楽が流れるのもよかった。
エンドクレジットもエクスペンダブルズのようにキャラを象徴する武器などに役者の名前が出る演出も好きです。
後編の予告も派手で、後編のタイトルがスクリーンに溢れんばかりでアガりましたよ。
寄生獣のように後編でがっかりってことにならなそうなので一安心です。
劇中でミカサが弾いていた『The End Of The World』
この歌詞が作品の世界を象徴しているみたいです。歌詞はうまいこと調べてください。すいません(_ _)
ちなみに歌の中で繰り返し歌われる歌詞は『みんな世界が終わってしまったことがわからないのだろうか』ということです。
Skeeter Davis -- The End Of The World - YouTube
カーペンターズにもカバーされています
The Carpenters -- The End Of The World - YouTube
後編が楽しみです!
シキシマが「跳べーっ!」といわんばかりに四の五の言わずに「見ろっ!」と言いたいです。
おわり
"海街diary"見たってよ
久しぶりに、ブログ更新します。誰に、求められているわけではないですが・・・
今回、紹介したいのは「海街diary」
綾瀬はるか、長澤まさみらが4姉妹に 映画『海街diary』予告編 - YouTube
あらすじ
鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。
監督 是枝裕和
原作 吉田秋生
脚本 是枝裕和
製作 石原隆、都築伸一郎
キャスト
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、加瀬亮、鈴木亮平、池田貴史、坂口健太郎、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ
製作年 2015年
製作国 日本
配給 東宝、ギャガ
上映時間 126分
2013年『そして父になる』で是枝監督に感銘を受けて、過去作品を貪るように見たのは今は昔。昨年夏に、今作をこのキャストでアナウンスがあってから原作は読み倒しました。思いが叶って、試写にあたり本公開後も見てやっと消化できて今に至ります。
にわかのような者で、シネフィルというほど、映画史にも詳しくないですし、この撮り方が・・・というほど知識もないので、この作品から感じたことをつらつらと。
素晴らしかったとこ
・是枝監督の演出
是枝演出の一つが、台本を与えず口頭でセリフを伝える。これは主に子役に用いられるものですが、主役の広瀬すずちゃんにも、使われたみたいです。冒頭の子供らしい子供といい、子役が役者ではなく子供そのものとしてスクリーンに映る。これが本当に素晴らしいです。
また、カメラの回っていない際の日常会話も脚本に取り入れたりもするそうです。これによって、役者から発せられるセリフに血が通い生々しさも増します。さりげなくされる会話が、実に自然です。その自然さが劇映画というより生活をのぞき見しているようです。
『ビフォア~』シリーズや『6才のボク「が大人になるまで』のリチャード・リンクレイターもこの手法を使っています。
映画『6才のボクが、大人になるまで。』予告編 - YouTube
この海猫亭の会話とか微笑ましい
レキシの足の指写メ撮ります?とかね
・ロケーション
4人の住む家もそうですが、実に日本的な画で本当に素晴らしい。どのシーンも、よく見つけてきたな、と関心するほどいい場所です。
長澤まさみのエロさと女優感に1票。夏帆の自由奔放なナチュラル3女に1票です。
・感じたこと
今作は是枝監督作品に多く共通する「家族」をテーマとしたものでありながら、生と死。引いては伝統、喪失、継承といった「時間」をテーマにしたものでもありました。
時間に関しては、パンフレットにも記載されていましたし、興味深い音源もあります。
こちらをどうぞ。
2015 06 27 東京ポッド許可局 ~海街diary論~ - YouTube
画面に写る季節の移り変わりや、些細な主人公の末っ子すずの姉たちに対する言葉遣いでも時間の経過が分かるようになっています。
作中に葬式や法事といった場面がありますが、これも時間の経過を表すものだし日本の伝統・文化であるともいえます。
今は亡きおばあちゃんの漬けた10年ものの梅酒と、自分達で漬けた梅酒。家の柱に刻まれた香田3姉妹の成長の印と、新しく家族になった末っ子すずの印。 父がすずに食べさせたという『しらすトースト』が鎌倉に住んでいたときに覚えたらしいというのも、文化の継承ともいえます。
時間の流れは残酷でありながら、美しい。失うものもあれば得ていくものもある。その美しさを説明ではなく、映像で見せられ不意に感じたとき人生の素晴らしさにきづいてしまうものです。
終盤の幸とすずのやりとりで「甘め、すっぱめ?濃いめ、薄め?」のくだりは、何気ない会話でありながら、現に頬がぬれている私はいったい・・・(ノД`。)状態です。
画的な美しさでいえばラストの砂浜を歩く4人は、その傍らに写る海のようにさらなる人生の広がりを感じさせる美しいラストとなっていますし、不意に写る鎌倉の風景も美しいです。
すずと風太が二人乗りの自転車で走る桜並木の道。すずの顔にアップになると、1枚の桜の花びらがすずのおでこに乗り、グーッとカメラが花びらに寄ると花びらは飛んでいってしまう。これは奇跡のショットとも言えるでしょう。
本作は、本当に日本的で美しく素晴らしい作品だと思います。
見終わった後は「人間っていいな、生きるっていいな」と清々しく劇場をあとにできること間違いなしだと思います。
惜しむらくは、楽しみすぎて原作を先に読んだことです。
幸姉のイメージと綾瀬はるかのパブリックイメージと妙に違和感があったのと、色々あるエピソードを詰め込みすぎなのでは?とも思いました。
しかし、すずの友達の裕也の話をカットしたり、改めて読み返すと大変うまくまとまっているとも思いました。なま言ってスイマセン(´・ω・`)
1回目見たときよりも、2回目はそいうノイズなく作品に集中して見れました。
とりあえず素晴らしい純日本映画だと思うので、公開から日にちがたち上映回数が減ってはいますが、未見の方はぜひみることをオススメです。
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)
- 作者: 吉田秋生
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SWITCH Vol.33 No.6 是枝裕和の20年 ”海街”へー ある家族の物語
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